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爽快感がありながらも、キュンキュンするし、何も考えなくてもとりあえず笑えるというのが１番の魅力かなと思っています。「本作の見どころはロマンティックなところ！」と、そのまま書いていただいてもいいなと思うくらい、色々な“ロマンティック”がジェットコースターのように楽しめる作品です。

杏子（上白石萌歌）のアクションが本当にかっこいいですし、コメディーとは思えないくらいずっとアクションシーンをしているな…と（笑）杏子のアクションシーンは、現場では一緒になれなかったので本編で初めて見て、「こんなに頑張っていたんだ…！」と尊敬しました。

この撮影の期間は、FANTASTICSの活動に戻っても御曹司キャラが抜けていなくて、たまに「変なキャラだね」と言われることもありました（笑）聖の姿勢の良さや、落ち着きみたいなものは普段から意識していたと思います。監督からは、学校の場面などでも「浮いていていい。」「逆に空気感が違った方がいい。」と言っていただいていたので、セリフの間などはもう気にせず、自分の世界観に引き込むというのを意識して演じました。

みんなに対してぶっきらぼうに話すけれど、そのなかにピュアさや聖ならではの魅力が詰まっていたので、きついことを言っても嫌われないキャラクター作りを心掛けました。

似ていたらちょっと嫌だなぁ（笑）

でも、好きなことに対しては僕もとことん進めるタイプなので、杏子を好きになってアタックしていったり、近づくためにコンビニでアルバイトしてみたり、っていう突き進む力に関しては似ているのかなと思います。それ以外は似ていたらちょっと嫌だなぁってなるくらいのキャラクターになっていると思います（笑）

王子様系の作品はよく見ていましたが、原作があるので原作の聖のキャラクターを意識しながら役作りをしていました。あとは、大富豪の映像を見ながら車の降り方や、歩き方、姿勢を意識したのと、手の動きはあまり日常生活でしない動きをしていたので、そこはアニメを意識しました。アニメだと自然に見えるけど実際にはいないだろうなと思う（王子様風の）手の動きというのを、あえて実写版でやることでウケるかな、聖らしさがでるのかなと研究しながら動いたと思います。

あのシーンは、監督から「ちょっとオーバーにしていいよ！」と言われて、「温めて欲しいのか？」というセリフは、本当は1,2回で終わらせるところを6回くらい繰り返しました（笑）全然カットかからないなと思いながらも、どんどん次のお客さんは来ますし、エキストラさんなので「キャーキャー」言ってくれるし、監督がニヤニヤしながら楽しんでいたっていうのは裏でありましたね(笑)

本編では2人くらいでカットされていますが、実際にはあのまま何人か接客していました！

めっちゃ嬉しいです！「今の間、面白かったね！」とその場で言ってくださったり、ちょっと仕掛けてみたアドリブを、「今の面白い！もう一回撮らせて！」と採用してくださったり、自分たち発信の演技をすごく尊重してくださる監督なので、指示がありながらも「それを超えたいな」という意識を全員が持っているような現場でした。僕と柾哉くん（木村柾哉）のキャラがすごく濃いので、恭平（高橋恭平）が「もうちょっと俺もなんか仕掛けたい！」「面白いことしたい！」ってずっと言っていました(笑)

恭平とは元々2人でご飯に行くくらい仲が良かったですし、テーマパークに一緒に行ったこともあります。

メンバーの大樹くん（佐藤大樹）が恭平とご飯に行っていて、呼んでもらって会ってみたら、同い年で同じ関西、同じB型と共通点がたくさん見つかって、本当に地元の友達みたいに仲良くなりました！この作品も、マネージャーさんから聞く前に恭平から「ねぇ知ってる！？映画一緒かもよ！」という電話がきたので、もう恭平から知ったと言ってもいいくらいです(笑)

柾哉くんは前に音楽番組でご一緒させていただいたときに、すごく謎の交流がありました！

僕が歩いていたら、なにわ男子の丈くん（藤原丈一郎）が廊下にいて、初対面なのに「ジュース要ります？」って急に話しかけられたんです(笑) で、もう一人歩いてきたのが柾哉くんで、柾哉くんも同じように「ジュース要ります？」って聞かれて、謎に初対面の丈くんと、僕、柾哉くんと道枝くんが集まりました(笑)しかも、丈くんがジュースを買っていたお財布が大西流星くんのお財布で(笑) 後々流星くんがきて、「俺のお金！！！」って言いながらみんなで乾杯したっていう思い出があります。柾哉くんと会うのはその時以来だったので、すごい関係性ですねって話していました(笑)

柾哉くんはまさにそのまま純太っぽいなと思います。まっすぐだし、演技で難しいなと感じたら僕に聞いてきてくれたり、監督に話しかけたりしているのをみてすごくストイックな方だなと思っていました。

恭平は、普段の姿を知っていたのですごくギャップを感じました。普段はあまり考えていない感じで、恭平自身も「俺はなんも考えてない。」って言うんですけど、今回お仕事を一緒にして、現場の状況をよく見ている姿から、お芝居に対する愛も感じました。周りを盛り上げたり、監督と話し合ったり、しっかりしている人なんだなというのは、実際に一緒にお仕事してみて気づいた部分ですね。「よかった！」って安心しました(笑)

萌歌ちゃんはまさに杏子くらい明るくて、僕たち3人や初対面の共演者の方、スタッフさんにもなにひとつ壁がなく、みんなと話していた印象があります。あと、萌歌ちゃんが撮影期間に空中ウォークにハマっていて、それをひたすら誰かに教えていました(笑) それくらいみんなを巻き込む力があるっていうのがすごいですし、お芝居になったときの力強さはもうさすがだなと思いました。

すごくいいものを着させていただきましたし、いい車にいい家、全部の規模感が大きすぎて、それこそ2人（高橋/木村）に「この服かっこいいな～」とか「絶対かっこよくなるじゃん！」って羨ましがられました(笑)

あと学校の制服姿も実は違くて、みんな白い中、僕だけ黒のポロシャツでした。僕は特別感があるのがすごく好きなので嬉しかったです！

嬉しかったですね。今の時代だからこそ集まった3グループ（なにわ男子/INI/FANTASTICS）もそうですし、それ以外の俳優さんも含め、たくさんの方と共演できることが嬉しかったです。そして、すでに色々な世界観が詰め込まれている原作なのに、実写化でもっとぶっ飛んでいくのか、と台本を読んだ時には想像がつきませんでした。でも完成した作品を観たら、「さすが英監督だな…」となりましたし、英監督の色がめちゃくちゃ出ていて、そこに一役者として呼んでいただけたことがすごく嬉しかったです。

おいしくて面白い役だなと思いました。原作を読んだ時も、聖のピュアさや、この人本当はいい人なんだろうな、みたいなまっすぐさにすごく惹かれていたので、演じる中でもその良さを出せたなと思っていました。ただ嫌な人になってほしくないというか、嫌なことを言っているけど好かれる人になってほしいというのは、聖がすごく好きだったからこそ意識して演じました。

3人で差し入れをしようって話になって、キッチンカー（カフェとクレープ）を呼びました！学校のシーンの日だったので、一緒にお芝居をした生徒役のみなさんやエキストラさんもめっちゃ並んでくださって、3人で「出してよかったね！」と話してました。

本読みでシーンがいくつか終わって、まだそこまで話せていなかった柾哉くんがバーッと近づいてきて、ニコニコで「めっちゃ聖だね！」って言ってくれたんです！もうこんなのみんな好きになるだろ、ってくらい「めっちゃ面白い！俺好きだよ！聖！」ってまっすぐ褒めてくれて、もう純太じゃんって思いました。柾哉くんにまっすぐに褒めてもらったのがキュンとしました。

3人（司/純太/聖）からちょっと強く言い寄られて、心が揺さぶられている杏子の表情はキュンポイントだと思います。ちゃんと１回、「私好きかも…」って思ってから、「いやいやダメダメ！」っていうときの表情が、萌歌ちゃんの明るさだけじゃない、後ろにあるラブを作ってくれているお芝居だなと思ってキュンとしました。

学生の頃は、ほとんどみんな友達でクラス全員と仲が良かったので、どこのグループと仲がいいとかじゃなく近くの席のみんなと話して、違うクラスにも勝手に入っていました(笑)

もうとことん人が好きで、本当にいろんな人と関わっていたいし興味津々だし、っていうのでクラス替えして大体2、3日でクラス全員と喋ったこともありました。話しかけちゃうんです。相手もこっちがとことん明るくいったら返してくれていました。

先生からもその明るさを評価されて、「あの子にこれ聞いておいてほしいんだけど」って頼まれることも多くて、仲介役みたいなのをしていました(笑)

はい、もう学園祭は進んで真ん中にいましたね。

舞台もありました！歌うま選手権みたいものが開催されていたので、それに出場したこともあります。

いやいや！その時はまだFANTASTICSでもなかったですし、高校の生徒全学年がいる中で歌って、「アーティストに僕はなります。」って宣言しました。なので（自分の夢を）もう全員が知っていましたね。

普段あまり演じることのない役だったので楽しくて、毎回カットかかるまで僕も笑うのを我慢しないといけないくらいでしたし、コンビニであんなに「キャーキャー」言ってもらうっていうのは今しか味わえないなと思いました(笑) しかも、そのシーンで小さい声で萌歌ちゃんがツッコんだりするんです。「今は違うでしょ！」とか「どこがいいの？」っていうツッコミに耐えながら聖を演じていたので、「すごい仕掛けてくるな…！」と思っていましたね(笑)

先生（本多力）とかも毎回違う演技をしてきました。「転校生です！」って紹介する前のフリで全然台本にないことを言ってきたり、呼ばずに顔だけこっちを見てきたり、アドリブに応えながらやる、というのが面白かったです。

アドリブのお芝居がきた時の返し方も経験できましたし、事前に監督から、「先生（本多さん）は絶対同じことしてこないからね！」って聞いていたんです。それって信頼関係があるからこそできることだと思いますし、「先生は面白いから絶対仕掛けてくるよ！だからこうしてみて！」と監督からの指示で1回アドリブをしたら、それに対してもう1回返してくださったので、僕も今後そういうアイデアを出せるようになりたいなと思いました。

“人”と“お笑い”と“音楽”です。

めちゃくちゃハマっていますね。色々な方のコントを見ています！

人に会うことや、その人の好きなものを知るということにすごくワクワクしますし、自分の発信した音楽や言葉で誰かの人生を動かすことができることにも魅力を感じています。人との繋がりが好きで今生きていると思うので、人が多い現場はワクワクしますし、人がいないとテンションが下がっちゃいますね。

撮影の空き時間に１人で音楽聴きながら散歩したりすることも好きなんですけど、やっぱり時間が空いたら、誰かに「ご飯行こう！」って声をかけたくなっちゃいますね。人疲れはあまりしないです。

全ジャンル聴くようにしています。知らないアーティストさんの曲も毎日何十曲か聴く、というのを目標にしているので、みんなが知らないような曲を見つけておすすめしたいなと思っています。あとはレコードも好きなので、レコードショップに行ってマスターに聞きながらディグったりもしています。

PJモートンさんというピアノを弾きながら、曲も歌われているシンガーソングライターさんがいらっしゃるんですけど、流したら絶対みんなハマる！というくらい声やリズム感がめちゃくちゃオシャレで、最近よく聴いています。

今回、なにわ男子さんとINIさんがキラキラだったり、ポップだったり様々なジャンルの曲を歌われている中で僕たちはバラードを担当していて、『ロマンティック・キラー』の中のキュンキュンする部分を担えたらなと思っています。キュンラブテーマソングという風に言っているんですけど、ずっとずっと隣に居る人へのあたたかい気持ちや、好きな気持ち、近そうで遠い儚さも込められているので、聴いてくださった方の心にそっと届くような楽曲になっていると思います。

EXILEさんですね。小さい頃からずっと憧れの存在で、自分自身の人生も変わりました。今は同じ事務所にいて、お会いしたり、長く一緒に過ごしたりする方がいても、変わらず尊敬できるというのは、みなさんの人間性や存在自体が自分に大きな影響を与えているんだなと感じます。

小・中学生の頃によく遊んでいた友達がすごくEXILEさんを好きで、一緒にライブに行ったり、カラオケでEXILEさんの曲縛りで歌ったりとかもしていたのでそのタイミングだと思います。

同じくらいですね。元々歌ではなくてピアノとギターをずっと習っていたので、中学生の頃に友達と一緒にバンドっぽいことしようってなったときは、ピアノとキーボードとギターを演奏しながら動画を撮って、それをみんなに共有していました。高校生になって、歌ってみようかなと思ったのでそれが今の活動に繋がっています。

僕が知らないシーンがめちゃくちゃあって、聖が出ているシーンだけでも相当ぶっ飛んでいたのに、「もっとぶっ飛んでるのかよ…！」と驚きました(笑)

規模もすごいですし、リズミカルな編集で飽きずに１本丸々面白いというのが素晴らしいなというか、これは英監督にしかできないな、というのは本編を観て感じました。

アルバイトの経験がなくてずっとやってみたかったんですけど、思っていたのとはまったく違う形のバイトになっちゃったんですよね(笑)

コンビニの前で、聖が初めて見るアイスを食べるシーンがあるんですけど、アイスの蓋を取った時に無意識に蓋の方からパクッて食べちゃって…(笑) 「このアイス知らんかったら、蓋の方からいかんやろ！」って恭平から言われて、（このアイス）知ってるのバレちゃったって思いました(笑)

学校や仕事など大変な毎日を過ごされている中で、この作品を観ている時間だけは何事も忘れてぶっ飛んで楽しんでいただけるのではないかなと思っています。友達と一緒でも、おひとりでも、疲れた時には『ロマンティック・キラー』を観たい！と思っていただける作品になっています！