

「美咲」の役柄を教えてください
美咲はすごく真面目な子で、現実的だけど、皐月たちと動画を撮ることを通して、少しずつ自分の考え方だったり、価値観が変わっていくような女の子です。現代を生きる女の子だなという感じです。
今回のオファーをいただいた時の感想を教えてください

脚本を読んで、ホラーの要素はありつつも、文字で読んでいるとそこまで怖さを感じなかったんです。だからこそ、映像でどのように”怖さ”を表現するのかがとても楽しみでした。
撮影中のエピソードを教えてください
廃墟が本当の廃墟だったので、最初はインパクトが強かったです。でも、実際は、草が生い茂った屋敷でした(笑)
同世代の方に向けてこの作品の見どころを教えてください

学生の皆様は、自分の進路などで悩むことも多いと思います。どんなきっかけであれ”進む道”は見つかると思うので、この作品を通してそのきっかけを見つけたり、見つけるためのきっかけになれればなと思っています。そして、ちょっと変わったホラーなので、そこを楽しんでいただけたら幸いです。
監督からの印象に残っているアドバイスはありますか?
撮影に入る前に一度お会いした際、私とまいきちさんに「いつも通りの”ありのままの姿”でお芝居をしてほしい」と言っていただいたことが印象に残っています。
「進路に悩む高校生」を演じられていましたが、中島さんがこの業界に入る際に悩んだことはありましたか?
私は、オーディションを受けてこの世界に入りました。ちょうど中学生の受験期にオーディションを受けて、グランプリをいただいたところからスタートしたので、迷ったり立ち止まったりすることはあまりなく、スキップ!!するような感覚で進んでいきました。頑張ろうという前向きな気持ちで取り組んでいけていると思います。
まいきちさんとの共演シーンはいかがでしたか?

私が小学生の頃から見ていた方で、SNSを世の中に広めたきっかけの一人でもある方だと思います。そのような方と一緒に共演をすることができて、本当に嬉しかったですし、撮影が本当に楽しみでした。映画の内容もSNSに関することだったので、SNSに関するお話をまいきちさんとたくさんできて、とても楽しかったです。また、嬉しかったこととして、まいきちさんは毎日インスタを投稿しているのですが、その投稿用の写真を撮らせてもらえたり、TikTok撮影のお手伝いができて、今まで見ていたことのお手伝いができたということに嬉しさを感じて、その時間が楽しかったです。会話自体はそこまで明確に覚えていないのですが、お手伝いをしたことが嬉しかったことでもあり、影響を受けたことでもありました。
まいきちさんから影響を受けたことはありますか?

撮影期間中、ちょうど私がセブンティーンのオーディション期間だったのですが、同年代の子たちがSNSを更新する姿を身近で見て、「私もこうやって撮っていくべきなんだな」とか、投稿をする時間帯などのアドバイスをいただいて、私自身も意識して撮り方や載せる時間を変えるようになりました。参考になることが本当に多くて、色々な場面でたくさん影響を受けました。
ホラー作品は好きですか?
気になる存在です(笑)。見たい気持ちはすごいあるものの、怖いというレビューなどを見かけてしまうと、なかなか勇気が出ないです…。一人で観る時は、早送りしながら観ています。
印象に残っているホラー作品はなんですか?
「ミーガン」です。ホラーではありますが、ちゃんと観ることができた作品でした。ホラー以外のところも次に起こりそうなことを想像して観ることができたので、とても楽しかったです。この作品はSNSで「面白い」という情報を知って、一人で配信されているものを観ました。とても気になって観てみました。
心霊現象を信じる?信じない?

自分の身の回りで起こったことは信じます(笑)。とはいえ、自分の心理状態にもよりますが、信じる時はすごく信じますし、信じない時は意地でも信じません(笑)。
最近身の回りに起こった心霊現象はなんですか?
この現場で実際に起こった出来事を聞いて、「あ、本当にあるんだ」と思ったりはしました。あとは、以前青森で泊まりがけの撮影があった時に、共演者の女の子の腕に誰も掴んでいないのに手形がついていたことがあって、実際に自分の目でも見たので、とても恐怖を感じました。こうした自分で”見たもの”や”体験したこと”は信じます。
この作品を見た時の感想はいかがでしたか?
ホラーですが、怖すぎない作品だと感じました。音でびっくりすることはありますが、本当にホラーが苦手で絶対に観れない…という方にも「ちょっと観てみない?」とオススメできるような作品だなと感じています。
撮影中、怖いと感じたエピソードはありましたか?
廃墟の中は、照明さんの灯りを消すと本当に真っ暗で、色々なところにシミとかがあるので、それがスマホの光でちらっと見えたりしただけでも「怖いな」と感じたりしたことはありました。それ以外は本当に楽しく撮影ができましたし、楽しい時間でした。
美咲の役作りにあたり苦労したことやこだわった点はどこですか?
美咲は自分に近い部分が多かったです。撮影時期がちょうど自分の受験と重なっていたこともあり、自分も進路について考えたり、決めたりするタイミングだったんです。美咲の気持ちに対して、自分が本当に感じていたことを照らし合わせながら模索していったので、難しいと感じる点は少なかったです。気をつけていた点は、日常の中にいつもと違うことが起きた、というような物語なので、美咲と皐月の仲の良さなどは、映像としても残ると思ったので、撮影前のリハーサルの時から、たくさんお話をして、関係値をちゃんと”友達”に持っていけるようにというところを意識していました。
中島さん自身、日常生活で”動画撮影をする”という習慣はありますか?

ありますね。ホラーとは別ですが、”日常を残す”という行動が簡単にできる時代なので、スマートフォンなどで、色々な思い出を残していこうと思い、高校三年生の頃は色々な場面で写真や動画を撮影していました。これをどこかに投稿したりはしませんでしたが、自分で思い出を見返したいと思った時に残しています。
美咲と似ているところ・似ていないところはどこですか?
似ていると感じるところは、最初の先生と話すシーンです。声のトーンなどがすごい自分と似ているなと思いました。先生に対してあまり期待をしていない感じというか、自分の現状をちゃんと理解した上で「多分無理なんで大丈夫です」というようなスタンスは、少し共感できる部分がありました。逆に似ていないところは、廃墟についていったりすることです(笑)多分、ノリがいい日は行くかもしれませんが、私が高校三年生の時だったら絶対に「あ、無理。大丈夫。行ってきて。」と言っていたと思います。行くか行かないか選んでいいよと言われたら、確実に「絶対行きたくない」を選びます(笑)。
和田さんの演じる霊能者に関するエピソードはありますか?

こんなに軽やかな雰囲気で演じられるのかと圧倒されました。和田さんが、撮影外でもたくさんお話をしてくださって、ホラーの現場ならではの怪談話なども、まいきちさんと一緒に楽しく聞いていました。
ホラー映画の現場ならではなことはありましたか?
撮影前、神社にお祓いに行ったことです。「何も起こりませんように」とお参りしに行くのが、ホラー現場らしいなと感じました。そのおかげもあって、何事もなく撮影を終えることができたと思いますし、気持ちも引き締まりました。
中島さんは現場でどのように過ごしていましたか?
お話する時は皆さんでお話ししていました。差し入れで冷やし焼き芋があったので、それをずっと食べていました(笑)。撮影期間中は暑かったので、冷たくて甘い焼き芋がとても美味しかったです。
神様のデザインはいかがでしたか?
私の想像する神様とは違った神様だったので、驚きました。長髪で日本人らしくない明る目の髪色で和装だったので、こんな神様もいるのか、と思いました。イメージしていた神様は、もっと白っぽくてふわふわ飛んでいきそうなイメージだったのですが、お面を被っていて顔が見えず見た目もあのような感じなので、私の中ではとてもギャップがありました。
役を演じる前と演じた後で変わったことはなんですか?

美咲のように、(周囲からの声を受け止めて)もっと柔軟に変わっていける人になりたいと思ったのが一つです。あとは、ちゃんと大学に行く決心をしたり、大きく成長をしていく人物なので、私も何気ない一言などをちゃんと受け止めて、自分の糧にして行けたらいいなと思うようになりました。
コウイチ監督とまた作品を作るならどんな作品がいいですか?
コウイチ監督はとても面白い方なので、監督が描く世界観や雰囲気をそのまま映像化してもらい、その中の一部になれたらいいなと思います。
ご自身の役の中で見て欲しいポイントを教えてください
美咲は自分の進路や、家族との向き合い方に悩んだり、大きな出来事に直面するシーンが幾つかあります。特に家族とのシーンでは、血は繋がっていてもなかなか伝えきれない想いがあるところを観て、何かを感じてもらえたらいいなと思います。そうした姿を通して、向き合い方や行動のヒントになればいいですし、ぜひそこに注目して作品をご覧になっていただきたいです。
本作の見どころを教えてください
コウイチ監督が描く面白い世界観であり「怖すぎないホラー」というところが1番の推しです。青春っぽいところもあり、色々な要素がたくさん詰まっている作品なので、要素一つ一つを楽しんでいただけたらいいなと思います。
Z世代に向けて一言お願いします

ホラーが苦手な人でもすごく楽しめる作品になっておりますので、ホラーが好きな方でも、苦手な方でもぜひ一度劇場に足を運んで観てください!
Tel:03-6712-5946
取材・記事:佐々木萌花
写真:Chanshi / Chanssie