映画『ライフセーバー!』で大友勇輝役を務めた、のせりんさんに単独インタビュー!

・本作で映画初主演を務められましたが、出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。
すごく嬉しい気持ちがありながらも、主演という大役を自分が務められるのかなと不安な気持ちの方が大きかったです。お話をいただいたときは、一度持ち帰って事務所の方と相談して最終的にやらせていただくことになりました。
・最終的に挑戦してみようと決意が固まったのはなぜでしょうか?
このお仕事をやらせていただくうえで、(主演は)いつかは挑戦するかもしれないことなので、「その機会が想像よりちょっと早く来ただけ」「いい機会になると思う」とマネージャーに背中を押してもらって、挑戦する覚悟ができました。
・主演が決まったとき、周りの方からの反響などはありましたか ?
普段からなにか新しい仕事が決まったときも、あまり家族や友人に報告しないタイプなんです。なので、一通り撮影が終わって家族に話したときはすごくビックリしていました(笑)友達にはとくに報告はしませんが、インスタに出演情報を載せたときには、「主演やるんだ!」みたいな反応をたくさんもらえて嬉しかったです。

・本編をご覧になった感想と、見どころを教えてください。
やっぱり見どころは福井県の若狭の海です。映像でもすごく綺麗に、ダイナミックに映っていました。若者がなにかに挑戦する、奮闘する物語になっているので、どの世代にも楽しんでいただける作品になっていると思います、
・とくに印象に残っているシーンはありますか?
福井県ではフグの養殖をしていて、フグの稚魚に餌をやるシーンが印象に残っています。その場所まで船で移動したのですが、たくさんの生簀が広がっていて、本物のフグと戯れることができてすごく楽しかったです。
・のせりんさんは東京生まれ東京育ちでいらっしゃいますが、地方での長期撮影はいかがでしたか?
地方ロケは何度か経験がありますがこんなに長期的なのは初めてで、ライフセーバーという題材的にも、体力がもつかどうか正直不安な部分がありました。でも、本当にたくさん学ぶことがありましたし、楽しくやらせていただきました。
・非常に自然が豊かな場所で撮影されたのかなと感じたのですが、普段よりも自然と触れ合う機会の多い生活はいかがでしたか?
東京で生活していると、ときどき疲れてしまうことがあるので、定期的に山や海などの自然に触れ合うようにしています。福井県に行くのは今回が初めてでしたが、想像以上に緑豊かな場所で、綺麗な海で魚もたくさん見られました。撮影は大変な部分もありましたが、綺麗な景色や豊かな自然がヒーリングになって、心穏やかに過ごせたと思います。

・先ほど、「体力がもつか心配だった」とお話がありましたが、本編ではライフセーバーになるための試験で過酷なランニングや水泳などがあったかと思います。とくに大変だったことや、苦労したことはありましたか?
海で泳いだり、ビーチを走るシーンはフルで撮影しているわけではないので、そこまで体力はもっていかれなかったですが、救命ボートを使うシーンはすごく苦戦しました。使い方に慣れていないこともあって、最初は試行錯誤しながらやっていました。
・本編を拝見しているとトレーニングのシーンがすごく過酷そうで、みなさん疲労困憊だったのではないかなと印象を受けましたが、実際はそこまで壮絶ではなかったのでしょうか?
そうですね。意外と、疲労困憊感を出す方が難しかったくらいだと思います。最後の力を振り絞って走り切るシーンも、実際はめちゃくちゃ元気だったので、「もっとゆっくり走って!」と監督に言われて、「えぇ、もっと!?」と苦戦しながら撮影していました(笑)
・そうだったんですね!こちらが心配になってしまうくらい限界な様子に見えたので、監督の演出ものせりんさんのお芝居もお見事でした。監督・プロデューサーの方々とはなにか役作りや演出について他にお話しされたことはありましたか?
監督とは何度かお話しさせていただく機会はありましたが、都会から田舎に移った子という設定が自分と重なるものだったので、特別なにか役作りする必要はないかなとのことでした。ただ、勇輝がライフセーバーになりたいと決心してからの撮影は、その都度監督とイメージをすり合わせながら演じていたと思います。
・演じられた大友勇輝とは共通点が多くありましたか?
性格は似ている部分が多かったと思います。親と少し距離を置きたい時期があったり、自分が熱中できるものを見つけてからの集中力だったり、自分と通ずる部分がありました。
・他のキャストの皆様とはどのようにコミュニケーションを取られていましたか?
年齢が近い方が2,3人いて、あとは年上の方が多かったですが、撮影期間中みんな同じ宿で暮らしてたので絶対に顔を合わせますし、ご飯を一緒に食べたりしながら撮影中にどんどん距離が縮まっていったような感じでした。
・修学旅行や合宿のような雰囲気があってなんだか素敵ですね。
まさに幅広い年代が集まった合宿のような雰囲気でした。年の離れた共演の方もいらっしゃったので少し不安な部分もありましたが、みなさんラフにお話してくださって、「疲れた」「この後どうしよう」みたいな雑談も受け入れていただいて本当にありがたかったです。

・みなさんでともに過ごされていたなかで、何か特に印象に残ってる思い出はありますか?
お酒が好きなので、飲める人達で宿のロビーに集まってワイワイしている時間はすごく楽しかったです。夜遅くまでやっているお店が少ない土地だったので、撮影が早く終わった日や、次の日が雨予報かも…みたいなときにみんなで集まって一緒にお酒を飲んでいました。そんな交流もあり、撮影もあまり緊張することなくできたかなと思います。
・では、スタッフのみなさまとも近い距離でコミュニケーションをとられていたのでしょうか?
少し離れたところに海の家みたいなお店があって、そこに行ったらスタッフのみなさんがいらっしゃったので、同じ席で一緒に飲んだりもしました。近い距離感でコミュニケーションをとれていたかなと思います。
・本作では若者たちの挑戦や成長が描かれていますが、最近のせりんさんがなにか新しく挑戦されていることや、継続的に取り組んでいてとくに成長したなと感じるものはありますか?
このお仕事は、日々挑戦かなと思っています。まだ初めて3年くらいですが今も学びがたくさんありますし、分からないことも多いので、常に挑戦し続けられているのはお芝居です。
・このお仕事をしていて壁にぶつかることや、悩むことはありますか?
全作品、悩みます。一旦悩んで、とりあえず挑戦してみて、その過程で少しずつすり合わせていくような感覚です。
・悩んだときにはお一人で解決されますか?それとも周りの方に相談されますか?
周りに相談します。一人では解決できない仕事だと思うので、監督や共演者の方にも相談してアドバイスをいただいたりしています。今までお世話になった現場はすべて、分からないことや悩むことを相談したら全力で寄り添ってくださって、すごく嬉しかったですし感謝しています。
・これから何か挑戦してみたいことや演じてみたい役などはありますでしょうか?
色々なジャンルの作品に出てみたいです。今までは、現実と地続きの役がほとんどだったので、SF作品や、銃を使ったようなアクションにも挑戦してみたいです。本格的なアクションはまだ経験したことがないので、いつかやってみたいなと思っています。
・普段からなにか体を動かす趣味などをお持ちなのでしょうか?
運動は今全くやっていなくて、強いて言えば時間があるときにお散歩をしています(笑)音楽やポッドキャストを聴きながら、2.3時間くらいゆっくりお散歩するのが好きです。

・本作は、「人と人との出会いが人生を大きく変える」ということが体現されたような物語でしたが、のせりんさんの人生でなにか「この人と出会って人生が変わった」と感じる出会いはありますか?
出会ったという表現が正しいのか分からないですが、3個上のお姉ちゃんです。僕が高校を卒業するくらい、お姉ちゃんが21歳くらいのタイミングで急に友達みたいな距離感になって(笑)そこからは家族に友達ができたみたいな感覚で、なんでも言い合える関係性になりました。
・なにか明確なきっかけがあったのでしょうか?
お姉ちゃんがお酒を飲める歳になって、酔っ払って家に帰ってくることが増えたので、それでなんでも話すようになったからですかね…?(笑)もともと特別仲がいい家族というよりは一般的な仲の家族だったので、そのときに急に距離が縮まって、今ではすごく仲良しです(笑)
・お姉さんにはお仕事の相談もされますか?
一番するかもしれないです。撮影中に、「もう疲れた~」みたいなLINEを送ると、「おつ」とだけ返ってきたり(笑)本当に友達みたいな関係性です。
・最後にZ世代のみなさまに一言お願いいたします。
あんまり気負いせず、何事も適当に頑張りましょう!
【作品概要】
のせりん 徳重聡
伊礼姫奈 中山卓也 松川尚瑠輝 手塚真生 古田耕子 中山エミリ 酒井敏也
風間トオル 西岡德馬
監督 脚本:児玉宜久 プロデューサー:河合広栄
エンディング曲:「わたしのねがい」関取花 音楽 : 中西ゆういちろう
撮影:生野美智信 照明:稲木健 録音:鴇田満男 DIT:中塚政明
編集:高橋信之 EED:福川孝太郎 MA:河野弘貴 音響効果:橋本正明
助監督:木川学 スタイリスト:岩堀若菜 ヘアメイク:大宅理絵 持道具:瓜田琴子 制作担当:萩原満
制作プロダクション:広栄 配給:日活 製作:「太陽の守護神」製作委員会
©映画「太陽の守護神」製作委員会
公式HP: https://lifesavermovie.jp/ 公式X:https://x.com/lifesavermovie
5月29日福井先行、6月12日ヒューマントラストシネマ渋谷、イオンシネマほか全国公開
Tel:03-6712-5946
取材・記事・撮影:根市涼花