2022年12月現在、アメリカで話題沸騰中のアプリ「Lensa(レンザ)」をご存知だろうか?
「Lensa(レンザ)」は2022年12月に入るまでのここ2~3週間で、アメリカのApple Storeにて最も多くインストールされ、「#lensa」でSNSトレンドを独占しているアプリだ。
アメリカで絶賛トレンド入りを果たしている「Lensa」だが、今回は、「話題のアプリ『Lensa(レンザ)』とは何なのか?」「なぜ今現在アメリカで流行っているのか?」を解説していこうと思う。
「Lensa」とは、2018年に登場した写真&動画編集アプリだ。顔のレタッチ加工を手助けする機能だけでなく、他にも2022年11月下旬にリリースされた「the digital art Magic Avatar tool(AIアバター作成機能)」がある。
今回、「Lensa(レンザ)」がトレンド入りしたのはこのs「the digital art Magic Avatar tool(AIアバター作成機能)」だ。
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このツールはAIを使用して様々なシーン、衣装、ヘアスタイル、角度で数十のユニークな被写体をレンダリングし、生成します。簡単に言えば、自身のセルフィーをAIが「人物アート、アバター」にしてくれるのだ。
さらに、この機能は毎回絶対に同じ結果にはならず、毎回違ったユニークな結果を提示してくれる。
⇧YOUTH Clip編集部・竹井が作成した自身のアバター。
①アプリをダウンロードし、開く。「Magic Avatars」をクリックする。
※最初の1週間は無料トライアル(サブスクリプション¥3,400円/年間)
②10~20枚のセルフィーフォト、ポートレートフォトを選びアップロード。
※集合写真、全身、顔が覆われていたり、動物が写り込んでいたり、白黒やヌード写真はNG。
③ジェンダー(性別)を選択する。
④アバター取得時は、50枚、100枚、200枚と獲得数が選べ、希望獲得枚数に合わせて購入する。
※無料では無いので要注意。
⑤20分程度待つ。アバター獲得完了。
「Lensa」がなぜここまで、アメリカのSNSでトレンド入りをし、流行しているのだろうか。
日本にはまだ多くは広まっていない感覚だが、今世界的にメタバースなどといった仮想現実内でもう1人の自分を作り出す動きが活発化してきている。その流れの中で、「自身のアバターをAIで作成し、SNS上でポストすることがじわじわと流行。アバター作成解決策として多く発見され、使われ始めたのが「Lensa」の「Magic Avatars tool(AIアバター作成機能)」だったのだ。
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この「Magic Avatars tool(AIアバター作成機能)」は、マーベルのキャラクターにも、妖精のプリンセスにも、シンデレラにも、その他アニメーションキャラクターまで、なりたい自分に最低でも50もの変身ができるので違った自分が楽しめ、シンプルに楽しい。この流れが、「Lensa」トレンド入りに繋がったと考えられる。
「Lensa」の機能は、オンライン上でアップロードするものなので、詐欺師などの犯罪者に悪用されないかなどセキュリティ面で心配の声も上がっているが、「lensa」のプライバシーポリシーでは、顔のデータは24時間経てば自動的に削除されると公表されている。
今回は、「話題のアプリ『Lensa(レンザ)』とは何なのか?」「なぜ今現在アメリカで流行っているのか?」を解説した。
⇧YOUTH Clip編集部・竹井が作成した自身のアバター。
様々な考察をしたが、私自身この「Lensa」がトップトレンド入りを果たしている大きな理由はシンプルに、「単純にちょっとのお金で自身のセルフィーをアップするだけで、自分のアバターが自動的に作れちゃうからみんな楽しく利用している」ことだと考えている。とても面白いアプリなのでぜひ「Lensa」を使ってみてほしい。
記事:竹井 裕香