2023.04.08
俳優の萩原利久(24)、FANTASTICS from EXILE TRIBEのボーカルである八木勇征(25)、酒井麻衣が8日、都内で行われた「美しい彼」の公開記念舞台挨拶に登壇した。
登壇してすぐ、靴紐がほどけてしまった萩原。「すみません、靴紐タイム入ります!」とお茶目さを見せた。今回の舞台挨拶はSNSで集められた質問からピックアップしたものを3人に聞いていく、Q&A形式で行われた。まず1問目です!と言われると萩原は「てーれん!」と効果音を入れ、会場を沸かせていた。1問目は酒井監督に向けた質問。「萩原さん・八木さんは監督が描かれるイメージ通りの演技をされましたか?もしも全く想像していなかったけれど、お二人の演技が素晴らしくてそちらを採用したというものがあれば教えてください。」これに対し、萩原は「これはもしかしたら反省会になるかもしれない」八木は「可能性はあるな」とドキドキとした面持ちで監督の回答を待った。監督は「ほとんどのシーンで想像以上のお芝居をして下さいました。特にびっくりしたのは写真撮影のシーン。萩原さんに実際にカメラを持っていただいて、フォーカスとシャッターを切りながらの難しい撮影だったと思うんですけど、萩原さんには1人のカメラマンとして撮って下さい。八木さんには1人の俳優として、清居として表現して下さい。と言うお話をして、あのシーンは平良の目線でしか撮れない清居が撮れたと思ってます。あれは本当に素晴らしかったです。」と絶賛。それを聞いた萩原と八木は「ウェイウェイ」と肘タッチをして喜んでいた。ただその肘タッチのタイミングが全く噛み合わず「全然噛み合わない!」と失笑していた。
その後は「高校生の頃のシーンが凄く印象的で好きですが、お3方はどのような高校生活を過ごされましたか?また、役で制服に袖を通すと当時を懐かしむものですかね、、、?」との質問。萩原は「帰宅部のエースでしたね。」と回答。八木に「普通に家帰るだけ?」と聞かれ「もちろん」とあっけらかんとしていた。家に帰った後の楽しみがなかったか八木に聞かれると、「ええ、普通にJUMP読むことしか考えていなかった。」と話し、会場は笑いの渦に包まれた。その後は「いまだに高校生のあこがれの方が強いかもしれない。こういうことをしたかったなみたいな!部活したかった。」と話した。八木は「逆に僕は部活に3年間を注いでいたんで。白黒の球しか追いかけてなかったですね。僕、ずっとサッカーやってて、サッカー漬けの高校生活でしたね。まぁでも、きつかったけど、今では良い思い出になっています。」と。すると萩原が「そういうの僕も言いたいんですよ!僕もサッカーしかしてなかった!」と言い会場を沸かせていた。また、「こんな帰宅部でも制服を着るとちょっと。おおおってなる。」とも話した。八木は「逆に俺は帰宅部に憧れていたよ。俺も放課後そのまま遊び行きたいなって思ってたよ」と。2人で「ないものねだりなのかな?」と楽しそうにしていた。その後、監督が「私は生徒会で副会長やってて文化祭とかつくってました!」と話すと「うわそっちも良いよね!」と萩原。「生徒会やってみたかった!」と萩原と八木は声をそろえ、ひらきよコンビの仲の良さを見せつけていた。
そして、「新社会人の方への応援のエールを送りませんか?」と言われた八木と萩原は「どうやって送る?」と話し合い。萩原は「”気”的なものを送ろうとしちゃった」と爆笑。「”気”が1番届くと思うから送ろう」と八木。すると萩原が「なんかせーので言ってみます?」と提案。「発する気はどんなジャンルでも良い!」とよく分からないことを言う八木に対して萩原は「だいぶね、てんぱってると思う。何言ってるんだろうって皆さんなってると思う」と爆笑。なんだかんだでせーのとはじまり八木は「そら―!」萩原は「はっ!」と自分なりの”気”を社会人の皆さんに送っていた。
次の質問は「これがないと生きていけない、エターナルなものを教えてください。」と映画のタイトルにかけた質問。2人は何だろうなと悩み、酒井監督はすぐに「自分にとっては撮影とか作品づくり。」と回答。「撮影がないと生きた心地がしないので、撮影あっての自分の人生だと思う」と断言。会場からは拍手が送られた。八木は悩みながらも「サウナかな、僕整ったら「エターナル」って言うんです」と話し、会場を沸かせていた。その後すぐに、「嘘です(笑)でも、今の日常頑張れるモチベーションになっている1つなのはサウナなのでサウナかなと。」話した。萩原は「試合だわ、試合!サッカーとバスケ!だって、さっき裏に来るときもずっとこうやって(スマホを見る様子を再現)。」八木に「やめて?歩きスマホ!」とツッコまれていた。
「劇場版のロスに向けて対策を教えてください。」との質問も出て、八木は「ロサンゼルス編ということでよろしいですか?」とボケを披露。監督は「原作は物語が続いているから原作を読むことじゃないですかね?」と話した。萩原は「現場終わってからラグがあるわけじゃん?どうやって対応してた?」と八木に問いかけ、八木は「次から次へとやることがあったから大丈夫だったかも。でもね、始まって1週間とかは美しい彼の現場にいる日常が当たり前だったから、そこの寂しさはぽっかり空いた感じで感じるんだけど、そういったのも徐々に徐々に慣れてた。でも、1話とか見るとうわ懐かしいなって思ってまたロスになっちゃうときはあるから。時間の流れかな。」と話した。萩原に「時に任せろって?(笑)」と言われると「そう。でも、ロスになんなくても良いかなって思ってて、新しい楽しみ方をまた見つければ良いのかなと。作品は細かいところまでこだわりがつまっているので、また細かいところとかを探しながら、観るのも新しい楽しみ方の1つになって良いんじゃないかなって。だから別にロスとか気にしなくて良いんじゃないでしょうか?ずっと好きでいて良いんじゃないでしょうか?」と話した。萩原は「友達とかと喋りながら見ると面白いし楽しいんじゃないかなと。自分では見つけられなかった楽しみ方を見つけられるんじゃないかなと。でも根本的に解決されないですよね、ロスって。だからどうします?」と監督に訴えかけ笑いをさそった。「平良と清居が平良家を出ていく時に階段からなにかを持っていったんですけど、ああいうのをなんだろうって思いながら見てもらうとか。」とロスの解決方法を披露。監督の解決方法の答えは劇場でぜひチェックしてみてください。
Q&Aのあと「本日新たな発表があります!副音声上映があります!」と発表。八木は「副音声なのに意外と映像に見入っちゃって、ずっと機能しない時があった」と話し、「新しい楽しみ方の1つになると思うで皆様お楽しみに!」と呼びかけた。副音声の上映は4月21日から開始される。
「最後に皆さんからメッセージを一言ずつお願いします」と言われ萩原は「やっと、この日を迎えられたなと思います。すごく嬉しいです。やっぱり映画である以上、公開日というのがもしかしたら1番嬉しい日かもしれないです。こんなにたくさんの方に来ていただいて、迎えられるということは本当に特別なことで。特に美しい彼のシーズン1の時から考えると本当に奇跡のような瞬間なんじゃないかなと思います。そして、本当に多くの方に見て頂けてるようで、凄く嬉しいですし、何度も見ていただけると嬉しいですし、本当に観たことない人でも友人を誘ってみたりして、1人でも多くの方にこれからも美しい彼という作品を知ってもらって、美しい彼という作品がもっともっと大きいところに広がっていってくれたら1番嬉しいかなと思います。いつもいつもたくさん作品を、美しい彼、を愛して下さりありがとうございます!これからもよろしくお願い致します」と話した。八木は「本当にですね、こうやって皆さんと映画を上映してからイベントとしてコミュニケーションを取れる機会があって嬉しいですし、映画が公開されていろんな方にこの作品が届いて、届くということですごく幸せを感じています。美しい彼のスタッフ全員、キャスト全員、シーズン1を超える気合で、より良いものを作る気合で本当に一生懸命全力で1つの方向に向かって作り上げた作品ですので、本当にたくさんの方にもっともっと届いて、ロングランをできる作品になれば良いなと思っています。また、日本だけじゃなくてベトナムだったりとか海外での上映も決定したので、国境を越えてこの作品が愛されているんだなということを改めて実感しました。皆さん、美しい彼エターナル、まだまだたくさん見て、楽しんで頂ければ嬉しいです!今日はお集まりいただきありがとうございます!」と話した。「まずこの物語を生み出して下さった、凪良先生、本当にありがとうございます。そして脚本の坪田さん、プロデューサー部の皆様、スタッフさん、キャストの皆さんで本当に一生懸命頑張って作品をつくらせて頂きました。シーズン1の時に本当に、シーズン2劇場版決まっていなかったので、お客さんの皆さんの熱い応援のおかげで奇跡的にできることができました。本当にありがとうございます。毎日、元気をもらっています。これからも美しい彼をよろしくお願いします!」と監督が締めた。
萩原利久
1999年2月28日生まれ。埼玉県出身。A型。主な出演作品にドラマ「エール」(連続テレビ小説/20)、「探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~」(YTV・NTV/22)、「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」(YTV・NTV/22)、映画「花束みたいな恋をした」(21)、「牛首村」(22)、「天間壮の三姉妹」(22)、「左様なら今晩は」(22)など。5月12日(金)公開の「おとななじみ」が待機中。また、「萩原利久1st写真集「R」」が2月28日に発売された。
八木勇征
1997年5月6日生まれ。東京都出身。O型。ダンス&ボーカルグループ・FANTASTICSのボーカルとして活躍。12thシングル「Choo Choo TRAIN」が発売で、2月よりライブツアー「FANTASTICS LIVE TOUR2023”FAN FAN JUMP”」を開催している。俳優としては近作にドラマ「美しい彼」(21/MSB)「ばかやろうのキス」(22/日本テレビ)、映画「HIGH&LOW THE WORST X」(22)「映画 イチケイのカラス」(23)、舞台「脳内ポイズンベリー」など。2月25日より「沼る。港区女子高生」(日本テレビ系)に出演している。
酒井麻衣
1991年生まれ。映画祭でグランプリを受賞し2017年「はらはらなのか。」で商業デビュー。「映画作家100人2020」に選出される。代表作にドラマ「恋のツキ」「ぴぷる‐AIと結婚生活はじめました‐」「荒ぶる季節の乙女どもよ。」「明日、私は誰かのカノジョ」、MVなにわ男子「初心LOVE」「ダイヤモンドスマイル」、優里「レオ」、Nissy「I Need You」など。