映画『氷血』で悠希役を務めた、加藤千尋さんに単独インタビュー!
7月3日(金)全国公開の映画、『氷血』で悠希役を務めた加藤千尋さんに単独インタビューさせていただきました!映画の見どころや、撮影時のエピソードなどたくさんお話いただいたので、ぜひ最後までご覧ください!
・本作への出演が決まった際の心境を教えてください。
私自身がすごくホラーが大好きで、ホラーマニアの一人として光栄でした。ガッツポーズを決めてしまうほど、自分の中で大きな出来事でした。
・恐怖感であったり、怯えている様子というのがとても印象的だったのですが、役作りにおいて、リアルさをより伝えるために意識されたことや、工夫されたことを教えてください。
毎日観るくらいホラー作品が大好きで、たくさんの作品を観てきて、“自分の中に吸収してきたものを出す日が来た“という感じでした。役作りとしては、自分をどれだけ悠希と重ねていくかという細かい心情がありました。怖いという表現については、観てくれる人がもっと怖いと思ってくれるようなリアクションはどうやったらできるのかを考えていました。声色もそうだし、体の角度一つ、目の表情などにもかなりこだわりました。それは、本当にホラーが好きだからこそ集めてきた、自分の中の引き出しです。

・本作への出演が決まってから、観るホラー作品の作数というのは増えましたか?
常にずっと観ているので出演が決まってからも毎日見続けています。今日も内藤監督と「最近なに観た?」という話をしました。
・一番印象に残ったシーンを教えてください。
身体的に辛かったというのもあるのですが、雪原の中を一人で歩いていくシーンが、自分の中では結構大きかったなと思っています。豪雪の中をニットとワンピースだけで歩くシーンで、本当に苦しい時ってこういう声が自分の体から出るんだなということ体感しました。生きてきた中であまり体感できない時間でしたし、印象的な冒頭のシーンの一つでもあるので、私の中で大事なシーンです。

・先ほどもおっしゃられていましたが、ホラー作品がお好きだということで、普段はどのようなジャンルのホラーを観ることが多いですか?
あまり食わず嫌いをせずに、いろいろなものを観ています。ジャパニーズホラーはもちろん大好きなんですけど、海外だと「ブラムハウス」という制作会社のホラー映画がすごく好きで、ブラムハウスの新作が出るたびにすぐに観てワクワクしています。ぜひブラムハウス調べてみてください!
・ゾンビ映画も観られるのですか?
ゾンビ映画も好きです。ゾンビとかスプラッター映画は、すごく気持ちがいいので発散したい時に観ます!
・その時の気分によって、選んで観るジャンルが違うのですね。
違います。元気ない時に胸糞の悪いものを観てしまうと引きずるので、結末はあまりわからないですが、最終的に気持ちよく終われるものを選んだりします。本当に怖いものを観たい日は、絶対に怖いものを選び尽くして観るようにしています。

・本作の台本を初めて読んだ時と、演じた後で本作への印象や感じ方は変わりましたか?
悠希の印象が、演じ切ってからすごく変わりました。自分の中でもキーにしていた部分ではあるんですけど、弱さの中に強さがある女性だなと思っていました。でも、自分が思っていたよりももっともっと強かったんだというものをすごく感じました。人ってこんなに弱くて、でも人を愛したらこんなに強くなれるということを、私も教えてもらいました。あとは、雪が怖いということ(笑)。台本に「雪が降ってる」と書いてあるけど、実際に撮影するまでわからないので、撮影が始まった時(大雪の様子を見て)「こわっ」と思いました。
・今までに体感したことのないり量の雪でしたよね。
東京で生まれ育ったので、あまり雪に馴染みがないので、あの量の雪は人生で初めてでした。
・また、同じくらいの大雪のところに行ってみたいと思いますか?
楽しかったんですよ!私は雪が好きで、アクシデントも好きなんですね。「すごい!」というのを人と共有するのがすごく好きなので、また北海道とか雪がたくさん降る場所に行ってみたいなと思います!

・本作の見どころを教えてください。
本作は、ジャパニーズホラーらしいしっかりとしたホラーを描きながら、人の怖さという二軸の怖さが描かれています。日本の美しい景色と、“夏なのに雪なんだ“というところもあり、リアルな雪の寒さを、目や耳などいろいろなところで体感していただけると思います。また、音作りも好きなので、耳を研ぎ澄まして、目でも楽しんで、第六感でも感じていただける作品になっています。本当に細かい内藤監督のホラーへの探究心を見つけながら観てほしいなと思います。
・劇場で観るからこそ感じられるものが詰まっているのですね。
はい。音もそうですし、スクリーンだからこそ感じられるものが絶対あるので、ぜひスクリーンで観て欲しいです。

・Z世代の皆さまへ一言お願いいたします。
私は平成ど真ん中を生きてきたんですよ。今はZ世代の子たちが活躍する世の中になってきていますが、平成リバイバルがやってきて「平成って最高だね」って今でも言われていますし、「昭和って最高だね」と言われる時もあります。時代はずっと巡っていくものなので、いつかZ世代も振り返られて、“あの時代って良かったよね”と言われる時が来ると思います。だからこそ、Z世代というものを、本当に死ぬまで誇りに思って欲しいなと思っています。私は、“こういう世代だから““ああいう世代だから“と決めつけるのがすごく嫌いなので、みんなには生きている今の時間を大事にして、いろんなことに飛び込んで欲しいなと思います。
【作品概要】

映画『氷血』
7月3日(金)全国公開
北山宏光
加藤千尋
山谷碧都/佐津川愛美 福島リラ 渡辺哲
佐野史郎
監督:内藤瑛亮
脚本:片桐絵梨子
配給:ショウゲート
©︎2026映画 「氷血」 製作委員会
Tel:03-6712-5946
取材・記事・撮影:西村衣湖