2023.06.25
MEGUMI Z世代 Z世代トレンド 君ソム 君は放課後インソムニア 奥平大兼 工藤遥 斉藤陽一郎 映画 森七菜 池田千尋監督 舞台挨拶 萩原聖人
24日、6月23日に全国公開された映画「君は放課後インソムニア」の公開記念舞台挨拶に森七菜(21)・奥平大兼(19)・工藤遥(23)・斉藤陽一郎(53)・ MEGUMI (41)・萩原聖人(51)・池田千尋監督らが登壇しました。
まず森七菜からの挨拶。「森七菜です。この日を迎えられてとても嬉しい気持ちでいっぱいです。皆さんと今日は楽しいお話ができれば良いなと思っています。よろしくお願いします!」続いて奥平大兼。「中見丸太役を演じました、奥平大兼です。こうやって、見て頂けた方の前に立てることをすごく嬉しく思います。今日は皆さんに楽しい時間を届けられるようにお話していこうと思います。よろしくお願いします。」続いて工藤遥。「伊咲の姉、早矢を演じました工藤遥です。キャストの皆さんに会うのもすごく久しぶりですごく嬉しいですし、こうして見てくださった皆様と顔を合わせてお話しできるのも嬉しく思います。最後まで楽しんで頂けたら幸いです。よろしくお願いします。」続いて斉藤陽一郎「こんにちは。斉藤陽一郎です。本日は朝早くからこんなに集まって頂けてとっても嬉しいです。短い時間ではありますが、楽しんで頂けると良いと思います。よろしくお願いします。」続いてMEGUMI。「皆さんこんにちは。MEGUMIです。今日は午前中からわざわざお越し頂きまして本当にありがとうございます。最後まで短い間ですが楽しんで帰って下さい!よろしくお願いします。」続いて萩原聖人。「父その2をやりました、萩原です。今日はお暑い中ありがとうございます。よろしくお願いします。」最後は池田千尋監督。「監督をさせて頂きました、池田千尋です。今日は劇場に足を運んで頂きまして皆様本当にありがとうございます。よろしくお願いします。」
公開された今の心境や反響を聞かれ、森は「反響は、私の親友にすごく君ソムと奥平君が大好きな子がいて、それをすごい楽しみにしていて、漫画とかアニメをすごい予習して、今から見に行くんだみたいなの言ってくれている姿を見て、あぁ、きっと他にもこんな人が沢山いるのかなと思うと、すごく嬉しい気持ちになりながらやってきました。」奥平の話をその親友にしてきたのかを聞かれると「いや、本当にずっと友達だったし、君ソムも好きって知ってたし、奥平君のことも好きって知ってたから、作品をやるって決まった時に、本当に秘密なんだけど、やるんだよね。って言って。ファンの方だから、誰と?私、人によっては怒るからね!と言われて、奥平君なんだ!って言ったら、すごい喜んでました(笑)もう完璧!みたいな。だから、楽しんでくれると思います(笑)」奥平はその話を初めて聞いたようで、「いや、初めて聞きました。ちょっと恥ずかしいです。」と話した。そして公開された今の心境や反響に関して、「個人的にはやっと公開かという気持ちがあるんですけど、昨日公開ということで一昨日の夜に寝れなくって。すごいなんか、ソワソワするんですよね、本当に。そういう気持ちもあったんですけど、案外結構、僕のリアルな友達たちが結構見に行くよ!って言ってくれる子が多くて、嬉しかったですし、こうやって見てくださった方が実際にいるっていうのがちゃんと生で見れるのも嬉しいですし、すごい色んな意見を聞きたいなとは思いますね。」と話した。
劇場に集まったお客さんを目の前にしてどのような心境かを聞かれた池田監督は「簡単に言うと本当に嬉しいの一言なんですけど、この作品のお話いただいてから撮影までに2年半、そこからまた1年経って、ずっとこの作品のことを考えてきたので、それがようやくこうみなさんに伝わっていく、届けられるっていうのはとても嬉しいですし、この作品はぜひ映画館で見ていただきたい映画だってずっと思っていたんです。これを作る中で、どんどんどんどんその気持ちが強くなって、絵も、音も、空気感も、この空気感って本当の意味では真っ黒な箱の中で見てもらわないと100%伝わらない気がちょっとしています。どんな形でも見てもらえたら嬉しいんですけど、やっぱり劇場で、今日ここに来て見て頂けているっていうことが本当に嬉しいです。」
演じる上で意識した点・工夫した点を聞かれると工藤遥は「監督が撮影に入る前に“悪い人が1人も出てこない映画だ”って仰っていて、それがすごく印象に残っていて。やっぱり出てくるキャラクターの中で早矢はちょっと冷ためなキャラクターではあるので、本当に悪い人にだけは絶対になっちゃいけない、嫌われてはいけない。という気持ちで現場に臨んでいたような気がします。」と話し、池田監督は「私そんなこと言ったんだなっていう、ちょっと記憶が飛んじゃっているんですけど(笑)でも、本当にそうで、一人ひとりそれぞれの事情があったり、考えがあったりするだけで、それがそのある人から見たらキツく感じても、それは悪い人っていうことじゃないっていう。すっごい私お姉ちゃん大好きで、お姉ちゃんが現場に来ると今日気持ち良いなっていう瞬間が沢山あって楽しかったです!」と話した。可愛いなって工藤さんは思われたんですね!と言われ、「やってる時は憎たらしかったんですけど、いざ出来上がったものを見ると可愛いなぁっていうか、愛おしく思ってました。」と話した。アドリブでのやりとりが多かったのかと聞かれると森は「そうですね、なんかとっつかみ合いって言うんですか?つかみ合い?なんて言うの?とつくみあい?そういうの(取っ組み合い!by工藤)そうそう!取っ組み合い!も遠慮なく、力加減とかあんまりなくやってくれたので、私もアドリブの加減とか、遠慮なくいけたので、すごいありがたかったです。どのくらいやれば良い?みたいなことを仰ってくれる方も沢山いるんですけど、最初から全力でもう来てくれたので!」と話した。
工藤さんに可愛いって思われてみたいだと言われた奥平は「そうですね、僕、めちゃくちゃ覚えていることがあるんですけど、神社のところで撮影するシーンがあるんですけど、結構夜中で、その日のその撮影が終わった後にお着替えするところに皆で戻って、(お着替え(笑笑笑笑)by森)僕は先に戻ってたんですけど、後から早矢姉が来て、早矢姉が片手に何か持ってるんですよ。クワガタ持ってて!覚えてます!?」工藤は「覚えてる覚えてる。いっぱい昆虫出てくるから、そのスタッフさんにクワガタいたよ!って言われて、分からないけど2人が虫が得意か苦手かは分からないまま、とりあえずずいって見せた(笑)」と話し、奥平は「持ってきて、僕、うわ!って思って(笑)すごいよく持てるなって。なんかそういうところも僕は役的にもお姉ちゃんじゃないですけど、なんかどっかちょっとお姉ちゃんのような存在として、そういうのは感じてましたね。」と話した。虫が大丈夫なのかと聞かれ工藤は「私は全然平気ですね。奥平君はすっごいびっくりしてました(笑)やめてくださぁぁあい!って言われました(笑)」と話し、奥平は「いきなり、クワガタ持ってきて!撮影が終わってめちゃくちゃ気が抜けている時にクワガタがぶわぁって来たんで、それはちょっとびっくりしましたけど(笑)でも、面白かったです。」と現場でのエピソードを話した。
脚本を読まれた時どのような感想を持ったかを聞かれた斉藤は「まずもうご覧になってわかったと思うんですけど、この圧倒的な青春の輝きとか眩しさみたいな世界観とか、流れている時間とか、そういうものをいかに壊さないようにするかって言うのを考えないとなって言うふうに思いましたね。やっぱり、立場は違えど親が子を思う気持ちみたいなのものが出ると逆にこの高校生たちのキラキラしたものが引き立つのかなと思って、それを意識しながらやりました。」と話した。MEGUMIは「そうですね、なんかやっぱり、大人になる前の、でも子どもでもない、そういう本当に美しい主人公の2人が一夏でこう成長して大人になっていく時間みたいな。それを美しい日本の景色の中で、こう描けている作品なので、本当に綺麗な映画なんだろうなと。夜空とか星空とか、そういう色んな要素から美しい映画だろうなと思っていたので本当に邪魔しないようにと気をつけておりました。」と話した。怒るシーンもあったが2人と共演してみてどうだったかを聞かれたMEGUMIは「娘が色んなものを抱えているので、自由にさせてあげたい気持ちと何かこうどうしてもセーブをしてしまう複雑さみたいなものを大事にしたいなと思って演じました。そういう教訓のあるお母さんたちにお話聞いたりとかして、そういうのをヒントにしてやらせて頂きました。」と話した。
森と奥平と共演する前と後で印象の変化があったかを聞かれるとMEGUMIは「七菜ちゃんは天才で、奥平君はまたちょっと違う種類の天才で、アドリブってさっき言ってましたけど、すごい自然体なんですよね。なんか、ふわぁっと入って、伊咲になっている感じっていうのがやっぱりすごい人だなって。前から思っていたんですけど、目の当たりにするとそれを感じましたね。そして、奥平君は体内にうごめいているものがあるんですけど、アウトプットした時にはそれがすごく静になっているので、2人ともすごいなと思いましたね。2人が休み時間とかに、石川めっちゃ暑くて、私は暑さにやられて白湯とか飲みながらうわぁってなっていたら、2人も同じ暑さの中にいるのにすごいキャッキャキャッキャしていて、それが眩しすぎて、自分は本当によどみ切ってしまったんだなっていう反省を日々しておりました。キラッキラでした」と話した。共演して逆に2人(斉藤とMEGUMI)の印象が変わったかを聞かれると森は「今、お話聞きながら、すっごいお肌綺麗だなと思って。(ありがとうございます!by MEGUMI)すみません、話半分消えちゃってて(笑)なんでかなって思っていましたけど、やっぱり暑い中でもお白湯を飲むっていうことなんですね。(うん、腸活!by MEGUMI)今すごい腑に落ちました。すみません(笑)」と話した。奥平は「やっぱり、お芝居っていうのは生で見て自分で感じないと分からないので。もちろん、今までご出演されてた作品とか、もちろん見たことあって、役者さんとしてすごい拝見させて頂いてましたけど、やっぱりそれこそ怒られるシーンとか、お父さんと一緒に謝りに行くシーンの思い出がすごい記憶の中に撮影中ずっとあって、やっぱり伊咲のことを思う時には絶対に自分の中でフラッシュバックするシーンだったのでそういう大事なシーンを自分にくれたっていうのはとても嬉しかったですし、その後のシーンにすごく役に立ったのでやっぱりさすが先輩だなっていうのは思いましたね。」と話した。
完成した本編を見てどう思ったかを聞かれると萩原は「この時期に公開される作品って結構大変な時期を乗り越えて出来上がっているものが多いと思うんですよね。この作品も去年の夏だったんですよね。だから、とにかく今しかないんだ!っていう2人のキラキラがいっぱい散りばめられててですね、瑞々しくて非常にMEGUMIさんも仰っていましたけれどね、よどみ切った我われにはなんかねぇ。(沁みましたね。沁みちゃうものがありましたね。by MEGUMI)どう受け止めようみたいな思いと、あとはもう心の叫びで言うと羨ましい!って思いましたね(笑)憧れました、逆憧れというか。もう戻れないっていう(笑)」と話した。そして、奥平との共演について聞かれると、「もちろん、初めましてで、本読みがあった時に初めてお会いしたんですけど、なんかもうとてもまんま。まんまだったなって思いました。とにかく純度が高いですよね。常に現場にいる状態が。だから、エピソードはないです!残念ながら(笑)すみません(笑)だけど、僕はそういう感想を素直に持ってます。」と話し笑いを誘った。奥平は「最初はわりと実際に現場でカメラが回っていない時でも結構距離を取って過ごしていて、中盤の僕がお父さんに対して自分の思っていることを言うシーンも、確かなんですけど撮影したのが序盤だったんですね。なので、僕の中でまだ丸太っていう役がすごいこれだ!っていうのがつかみ切れた状態かって言われたらまだ分からないような、ちょっと手探りでやっていた状態の時にああいうシーンがあって。でも、もちろん僕も全力でやろうって思っていましたけれど、その中で萩原さんがすごいやりやすいようにやらせてくれて。覚えていますか?(笑)(うん、、、?(笑)本当?良かった!by萩原)本当ですよ!すごい立ち振る舞いだったりとか動き方っていうのを僕のやりやすいようにやらせてくれて、すごいそのおかげで僕も本当にやりやすいようにお芝居できましたし、その後もちょっと麻雀の話とかして嬉しかったです。僕、麻雀好きなので!すごい見てたので!いちファンとしてすごい嬉しかったですね(笑)」と話した。萩原は「まぁ、終わってから!終わるまでは、あんまり僕も先輩風吹かせなかったですし、終わってからちょっとやっとありがとうね。みたいな(笑)そんなほっこりエピソードがあります。」と話した。
家族のシーンを撮る上で心がけていたことを聞かれると池田監督は「今の話でも何回か出てきましたけれど、私もこの歳になって当時、高校生・中学生の時に親に言われたことや、されたことや、色んなことを思いますよね。苦しかったり、反発したり。でも今は世代としては親の世代っていうところに私も入っていて、あぁ、こういうことだったのか、って分かることが増えたんですよ。だから、厳しさと親としての愛情とっていうそのバランスが全員それぞれにあって、そのポイントっていうのは大事にしていきたいなっていうふうに思っていました。ここはもうちょっと優しくて良いな、ここはもうちょっとキツくて良いみたいな。実際MEGUMIさんのお母さんが1番難しかった記憶があって、だから思ったよりもお芝居を現場で作ったらこのお母さんってやっぱり愛しているし優しいんだなっていう。それが丸太君と2人で逃避行してしまったあの時に、愛しているからこその厳しさみたいな。それがやっていてすごく記憶に残っています。萩原さんとも脚本の話を事前に色々して頂いて、このセリフもっとこうしたら?とかすごい探りましたよね。現場でも先生とのシーンこうしたらどうですか?みたいなのもありましたし。なんか色々陽一郎さんとは現場で丸太を拒絶するシーンのあんばいとか。その辺はすごくお互いにお話をしながらやらせて頂けたので、良かったなっていうのと、何よりもやっぱり七菜ちゃんと大兼君が作っている芝居をここにいる皆さんが現場に入ってすぐキャッチしてくれたんですよ。2人ともずっと現場にいるのもすぐ分かってくれて、皆さんずっと現場に一緒にいてくれて。なんかこの2人に乗ろうっていうことで入ってくれたのが本当にありがたかったです。」と話した。
最後の挨拶は奥平から。「本日はありがとうございました。映画を見ていただけたと思うんですけど、もちろん中心にいる人物というか、丸太と伊咲の物語ではあるんですけど、その2人に関わってくる大人であったりとか、その2人の年齢から出る、ちょっと難しいんですけど、なんだろうな、表現の仕方がちょっと苦手だったりとか。特に丸太とかはそうだと思うんですけど。そういうのをすごい感じられる作品だなっていう風に思っていて、今学生の方である人はそういうところに共感を持てるかもしれないし、逆に大人の世代の方々は丸太と伊咲の両親を見て自分の子供に対する接し方であったりとかそういうことに関して何か分かることがあるかもしれないし、色んな発見がある映画だと思っています。なので、もしかしたらこれを今高校生の子が見てちょっと時間が経って大人になってみると見え方がもしかしたら変わってきたりする映画なのかもしれないので、ぜひ時間経って見て見るのも面白いと思うので。後は、アニメと漫画も同時に連載していたりするのでそっちも見て頂けたらより面白いのかなと思います。本日は本当にありがとうございました。」森は「皆さん今日は来てくださり本当にありがとうございます!この映画は本当にありえないキラキラじゃなくて、もしかしたらすぐそばにあるかもしれないし、あったかもしれない、煌めきを映した映画です。この映画を見たことによって、自分の過去だったりとかもしかしたら今本当は気付けていないキラキラに気付けるかもしれないし、本当は気付けていなかった家族の優しさとか、周りの人たちとの繋がりを感じられる、気付ける映画になっています。世の中も少しづつ落ち着いてきたりして、人との繋がりもまた直接取れるようになった今、何か新しく再確認する、そのきっかけになったら良いなと思っています。皆さん今日は本当にありがとうございました。」
君は放課後インソムニア 全国公開中 ©オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会