Z世代の男性の美容意識が高まっていることはご存知でしょうか?
Z世代は、1995年から2010年頃に生まれた世代であり、若者を中心に10代から20代の年齢層を指します。
彼らは見た目に対してだけでなく、自己表現の一環として個性やスタイルをアピールするために、ヘアスタイルやファッション、スキンケア、メイクなどに関心を持つ傾向があります。特に、メンズメイクという言葉が登場したのも、この美容意識の高まりの一例です。
今回はヘアスタイルに焦点を当てて、Z世代の男性における変化について考察してみました。
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1980年代には、テクノカットやパンキッシュと呼ばれるスタイルが流行しました。これらのスタイルは、当時の人気ミュージシャンの影響を受けて広まりました。
1990年代には、外国人風のスタイルやロン毛スタイルが主流となり、当時のミュージシャンや俳優の影響を受けていました。
2000年代には、ソフトモヒカンやウルフヘア、バリアートなどの男らしい髪型が注目されました。しかし、2010年頃になるとショートマッシュをはじめとしたすっきりとした清潔感のある髪型が人気になりはじめました。
以上がこれまでのトレンドになります。
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2023年現在、Z世代の男性のメンズヘアのトレンドはマッシュヘアとセンターパートが主流です。特に、マッシュヘアをベースとした派生のスタイルが多く展開されています。マッシュヘアにツーブロックを組み合わせた髪型は、ビジネスシーンでも活躍しています。
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2000年代に流行したウルフヘアを現代風にアレンジしたマッシュウルフのスタイルも人気です。
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さらに、韓流ブームの影響でセンターパートにアレンジする人も増えています。
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また、90年代に流行したロン毛スタイルも現代の髪型に進化しています。例えば、「マンバン」というヘアスタイルは、髪を結ぶことでバリアートのようなスタイルになり、髪を下ろすと90年代の外国人風の長髪スタイルになります。
ヘアスタイルの変化が時代のトレンドやカルチャーと密接に関連していること、そしてZ世代の男性が自己表現や個性のアピールを通じて美容意識の高まりを示していることについて、改めて認識することができました。
また、Z世代にとってはオンとオフを切り替えることができるヘアスタイルも重要だと感じました。
働き方にも多様性が生まれつつある現代ではライフスタイルや多様な場面での活動に合わせて、自己表現や印象を変える手段として活用されていることも時代の変化の一つだと思います。
お気に入りのヘアスタイルで、さまざまな場面で自信を持って活躍できる時代に感謝しつつ、今後の変化に注目していきたいです。