2023.11.07
#JO1 I.O.l INI IZ*ONE LEAP HIGH Lenimo PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS オーディション サバイバルオーディション プデュ 国民プロデューサー 日プ 渋谷
今、若者の間で話題沸騰中の「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」 通称「日プ」はご存じですか?
テレビ離れ世代といわれ、様々な方面に興味関心が向きやすい現代の若者が今注目しているもの、それが「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」というサバイバルオーディション番組です。
視聴方法の限られるこのオーディション番組がなぜこんなにも人気を集めているのか、実際に当番組の視聴者である私が、マーケティングの視点や番組の内容から考察しました。
I.O.lやIZ*ONEなど世界的に人気を集めるアイドルグループを誕生させた韓国の公開オーディション番組「PRODUCE101」(IZ*ONEの誕生シーズンは「PRODUCE 48」)
2019年には日本での開催がスタートし、第1弾ではJO1、第2弾ではINIが誕生しました。
そんな日本最大級のサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」は”国民プロデューサー”と呼ばれる視聴者の投票によってデビューする11人のメンバーが決まります。
そして待望の第3弾、「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」の放送が10月5日よりスタートしました。
大人気番組「PRODUCE 101 JAPAN 」初のガールズグループオーディションということで、情報解禁直後から注目を集めていた「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」の応募者数はなんと約1万5000人!
この1万5000人の中から選ばれた101名の練習生が、「LEAP HIGH~君の夢は、時を越えて~」をテーマにデビューを目指して様々な課題やステージに挑戦します。
⋱ 🌈POP UP STORE 開催中!! ⋰
— PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS (@produce101jp_) September 27, 2023
本日より渋谷n_spaceにて#日プPOPUP 始まりました🛼⁺˳✧
会場に来られない #国プ の皆様も
一部商品は10/5(木)より
タワーレコード オンライン、タワーレコード dショッピング店およびタワレコ全店舗でお買い求めいただけます🛒
詳細はこちら… pic.twitter.com/WX8M434lW8
①配信開始前にポップアップストアのオープン
2023年9月27日~10月1日の5日間、渋谷n_spaceにて「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS POP UP STORE」が開催されました。開催期間に注目してみると、「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」初回配信日の10月5日よりも前に始まり、終了していることがわかります。配信が開始される前に開催されたイベントにも関わらず、連日多くの視聴者、通称”国民プロデューサー”が訪れました。配信前の段階ですでに多くのファンを獲得している理由は、事前に公開された練習生たちの㏚動画や「PRODUCE 101 JAPAN 」の公式SNSに掲載された写真などから国民プロデューサーは一足先に応援したい推しを見つけることができるからです。ポップアップストアに足を運び、練習生たちのアクリルスタンドやトレーティングカードなどのグッズを手に入れたことで国民プロデューサーの熱量が上がり、多くの人に心待ちにされた状態で初回配信を迎えることができています。
⋱ 📣 #日プガールズ 広告掲出中!! ⋰
— PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS (@produce101jp_) September 26, 2023
📍 道玄坂・文化村通り 街路灯フラッグ
場所:渋谷 スクランブル交差点~
道玄坂・文化村通り 街路灯各所
掲出期間:10月8日(日)まで#国プ の皆様、
推しを探しに行ってみてください🎶#日プ #LEAPHIGH#Lemino #レミノ #10月5日配信スタート pic.twitter.com/pttqBBcWOC
②渋谷の街に大々的な広告
渋谷スクランブル交差点から道玄坂・文化村通りの街路灯各所に、練習生たちのプロフィールが街路灯フラッグになって掲示されました。(※現在は終了しています)
平日は約26万人、休日は約39万人が通行するといわれている渋谷スクランブル交差点を中心に広告を掲示していることで、多くの人の目に留まり、「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」を知らない人への宣伝効果も絶大です。私も日常的に通るスクランブル交差点で「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」の広告を目にして、興味を持ったことから国民プロデューサーの1人になりました。SNSではこの広告を目当てに渋谷を訪れたり、推しのフラッグと一緒に写真を撮影する国民プロデューサーの様子が多く投稿されました。
③テーマ曲の流行
「PRODUCE101」では番組の顔となり、練習生のレベルを審査する基準にもなるテーマ曲というものがあります。過去のシーズンのテーマ曲、「NEKKOYA(ネッコヤ)」や「ツカメ〜It’s Coming〜」は日本、韓国で流行し、SNSにはカバーダンスの「踊ってみた動画」が多く投稿されました。今回のテーマ曲「LEAP HIGH!~明日へ、めいっぱい~」はYouTube投稿から約2ヵ月経った現在で、約348万回再生を記録していますが、デビューメンバー決定後にはテーマ曲が再び注目されることから、まだまだ再生回数は伸び続けるのではないでしょうか。このテーマ曲には、音楽を流行させるうえで大きな影響力をもつTikTokでバズりやすい要素が多く含まれています。練習生のダンスを真似した「踊ってみた動画」や、カラオケでこの曲を歌う「歌ってみた動画」などで投稿されやすいのはもちろん、ポップな曲調と明るい気持ちになれる歌詞であることから料理動画や動物の動画などのまったでも多く使われています。
④オタク心を熟知した運営
視聴者参加型の番組において、より多くのファンを獲得することは非常に重要なことです。「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」の運営方法に注目してみると、運営側のスタッフもファンなのではないかと感じるほどオタク心を熟知していることが分かります。まず1つ目は、ポップアップストアも開催された「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」の公式グッズには練習生の名前が刻まれたネームプレートや、オタク必須のアクリルスタンド、日常で使えるクリアファイルなどがあります。ほかにもイメージカラーのピンクを基調とした可愛らしいグッズが多種類販売されています。これらのグッズの最大の特徴は、アクリルスタンドとシール以外のグッズ(「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS POP UP STORE」で販売されたもの)全てがランダムで販売されていることです。101名の練習生の中からどの子が出るか分からないランダム形式は、推しを当てるまで買いたいというオタクの”貢ぎたい”気持ちを刺激します。同時に、練習生の中で売れ行きの格差が生まれることもなく、投票に影響をもたらさないという気遣いも含まれていると思われます。そしてランダム形式であることで、推しのグッズとの交換を求めてファン同士が交流するきっかけになります。ファン同士が団結することで、”推し事”への熱量が上がり、さらに拡散力も強まり、番組の視聴率向上や新たなファンの獲得に繋がります。
そして2つ目は、SNSの運用方法です。若者だけではなく幅広い世代のトレンドを生み出すツールとなったTikTokでは、練習生が過ごしている合宿所での様子を公開しています。番組内ではあまり見られない練習生同士の絡みや、プライベート感溢れるリアルな様子を共有してもらえるのはオタクにとって非常に嬉しいことです。こまめに更新される公式TikTokの動画は、1週間に1度しか放送がない中でも視聴者を飽きさせない大きなポイントになっています。
⑤国民プロデューサーと共に作り上げる
「国民プロデューサーの投票によりデビューメンバーが決まる」
この視聴者参加型のオーディション方法によって、「推しの夢を叶える手伝いをできている」という喜びと、「絶対に推しをデビューさせなくては」という責任感が生まれます。SNSには国民プロデューサーにより、推しの練習生の良さをアピールする動画が投稿されたり、「この子に投票してください!」と、駅の掲示板に応援広告が出されることもあります。視聴者の1人としてただ見ているだけではなく、自分の力で変わる結果を数字で確認できることが人々の闘争心を掻き立てます。そして結果によって達成感や満足感を得られることが、多くの人がこの番組にハマる理由の1つなのではないでしょうか。
ドコモの無料配信サービス「Lemino」にて独占配信中
「Lenimo」には無料会員登録と、「Leminoプレミアム」という有料会員登録がありますが、「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」は無料会員登録で視聴可能です。(「Leminoプレミアム」は広告なしで視聴可能)
毎週木曜日の21:00から配信されます。
今回は、サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」が若者の間で流行している背景についてマーケティングの視点や番組内容から考察しました。
「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」には現代の若者の心を掴む要素が多く含まれており、よく練られたマーケティングから運営の重要性も分かりました。
このステージに立つ101名が仲間であり、ライバルでもあるという状況で揺れ動く感情や試される絆など、1度見たらハマること間違いなしなのでぜひ皆さんも国民プロデューサーになってください!