ひと昔前まで”子供向け”として認識されていたサンリオキャラクター。しかし、今ではZ世代を中心に多世代に人気を博しています。今回はなぜ、”子供向け”のキャラクターだったサンリオキャラクターが多世代に人気になったのかを分析してみました。
つかれた pic.twitter.com/STvoWChgJX
— ぐでたま【公式】 (@gudetama_sanrio) December 19, 2022
サンリオはキャラクターごとにTwitterのアカウントを作成しており、その数は10を超えています。各キャラクターのツイートは一人称で、キャラクター自身がツイートをしているような形になっています。キャラクターの中でも”ぐでたま”は100万人以上フォロワーがおり人気なのがよく分かります。ツイート内容は”まだ休みたい”、”つかれた”など可愛いイラストと共にシンプルなツイートが多いですが、全世代が”それな””分かる!”と共感できるものばかりです。シナモンロールのツイートでは可愛い見た目からはあまり想像できないような”じゅうでん中”というツイートと共に寝そべっているイラストが投稿されていたりします。このように共感できるツイートやギャップに驚かされるツイートがSNSを使いこなす世代に人気の1つです。
モカちゃんが貸してくれたんだ、リボン♪ #ツインテールの日 pic.twitter.com/zz8Ay3is84
— シナモン【公式】 (@cinnamon_sanrio) February 2, 2022
サンリオピューロランドは個を大切にしています。シナモンロールは男という性を持っていますが、リボンをつけたりして自分のやりたいことや自分の好きなことを大切にしています。男女という性別関係なく、好きなものやことを大切にし、周りの目を気にせずに生きる姿が自分のアイデンティティを肯定してくれているように感じ、多くの世代に刺さるのだと思います。
サンリオは推し活ブームの波に乗り、キャラクターがついたアクリルスタンドを入れるケースだったり、チェキを入れるケース、うちわカバー、手作り名札等、推し活をする際に使用するグッズを多数展開しています。また、アイドルグループとコラボし、各メンバーに各キャラクターを割り当てたグッズ展開を行っています。さらに、ZARAやANNA SUIなど多くの有名ブランドとコラボをし、グッズ展開をより多様にしています。
サンリオキャラクターは海外からも多くの支持を受けています。時代の変化に合わせて”子ども”だけでなく”大人”からもキャラクターたちが支持を得ていました。今後もサンリオキャラクターに注目です!
記事:山口万由子(YOUTHClip編集部)