現代の最強の武器!SNSを使った地方創生策

少子高齢社会の影響で、大都市圏人口集中、地方の過疎化が問題になっている現在、地方創生が日本社会において重大な役割を持つことは明らかで、急務とされています。今回はSNSの力を使って地方創生を成功させた、神奈川県三浦郡葉山町にクローズアップして、地方創生のための有効的なSNS利用方法についてご紹介します。
地方創生とは
地方創生は、簡潔にいうと地方への人の流入を促進させる取り組みであり、その地方の魅力を発信することが重要となります。そこで、情報発信の際に大きな力を持つSNSを頼ることが言わずもがな、成功のための大切な鍵となります。
地方創生の詳しい定義については、下記をご覧ください。
葉山町のSNSを活用した地方創生
神奈川県の湘南エリアの鎌倉や逗子の近隣に位置する葉山町は、人口の緩やかな減少と急激な高齢化が町の課題であり、SNSを活用することによって課題の克服を目指し、地方創生に取り組みました。そこで、葉山町は移住推進を目標に挙げ、Instagramアカウントを2015年に開設。街の広報担当者はインタビューで、葉山町の当時の現状についてこう述べています。

葉山町の3つのInstagram運用戦略
そこで、葉山町は最低限のルールを定めて、個人の裁量で投稿するかどうかを検討できるようにして、行政機関の即時性への壁を超えていったのです。双方向性に関しても同様に、ダイレクトメッセージでの質問に答えたり、
#葉山や位置情報がついている投稿にいいねをしたりなどユーザーに対し柔軟にリアクションを行うことで親近感を持ってもらうことを狙い、実際にフォロワー数の増加に繋げられています。
また、葉山町ではオフラインの繋がりも持つために、定期的にオフ会の開催をしています。オフ会では、Instagramを使った有効的なPRのために、フォロワーや#葉山歩きなどを投稿につけているユーザーにダイレクトメッセージ機能でコンタクトを取り、そのユーザーらを講師に迎えて、写真の撮り方のコツや、葉山の広めるべきの良いところなどを町民たちに学んでもらうきっかけづくりをしています。こうした交流を通じて、職員に対してフランクなイメージも与えることができ、投稿の文面をタメ口に改めてみたところ、話題を集めることになりました。
また、ユーザーとの交流でニーズを探ることはもちろん、その他の課題解決のための会としても、大いに役に立っているそうです。
以下、担当者インタビュー。
Instagramのいいね数・保存数・外部リーチ数などが数値ではっきりと分かるインサイトを注視することは、SNSマーケティングをする上で必須の要素となりますが、上手く実行できていない自治体が多くみられるのが現状です。しかし、葉山町は、インサイト分析の重要性を理解し、人々のニーズはどこにあるのかを日々考察しています。実際に分析したところ、海や夕日の写真が人気で数値が高いことが判明し、そうしたニーズに合わせた写真を多く投稿している様子が公式Instagramからうかがえます。インサイト分析を実行できていない自治体が多いからこそ、ここで他と差をつけられるチャンスにもなるので、地方創生のSNS施策の成功がインサイトの注視で決まると言っても過言ではなく、力を入れるべきポイントです。
おわりに
今回は地方創生とSNSの関係性について、葉山町の成功事例を挙げながら、ご紹介しました。地方創生で、どの取り組みを積極的に行っていきたいかは、自治体によって異なるので、一概にどの施策が有効的かを挙げることは難しいと考えられます。ですが、SNSを活用すれば不特定多数に情報を届けられるので、話題を集めることが容易にでき、特に若者の利用者が多いので、そこで注目を集められれば、近年、大きく取り上げられている地方の高齢化の課題にも対応できると考えられます。
つまりは、SNSを「地方創生含む現代社会の課題に積極的にアプローチできるツール」として活用していくことが、問題解決の鍵となるのです!
記事:栁澤智佳(株式会社エイチジェイ)



