年末になり、2022年の流行ったモノやコトが発表され始め、改めて「変化スピードが早いトレンドの流れ」をつかめた気がします。基本的に多くのメディアでは似たようなトレンドが挙げられていますが、発表されているトレンドの他にも「意外とトレンドになっていたモノゴト」がありました。
そこで今回は、Z世代についてよく理解しているYOUTH Clipが「Z世代で意外とトレンドだったモノコト」をまとめて紹介していきます。
長年人気を博しているポケモンですが、今年は特に目にする機会が多かった気がします。「メイベリンニューヨーク」や「&honey」等のコスメコラボは特に人気で、「普段使いのコスメだからこそ可愛い物を使いたい!」というZ世代の心を掴んでいました。また、友人とポケモンの属性のみお揃いにしたり、種類違いにしたりと、「さり気なくお揃いが可能」であることも魅力の1つでした。他にもミスタードーナツとのコラボ商品は、「見た目が可愛くSNS映えする上に味も美味しい!」と話題になり、放課後パーティーなどでも使用されていました。
「低価格で可愛いアクセサリーが手に入る」という利点から、ガチャガチャを回すZ世代が多く見受けられました。特に「食べ物をモチーフ」にしたリングやネックレス、日常生活に溶け込んでいる「AED」や「洗濯機」などの「リアルガチャガチャ」もトレンドになりました。また、JC・JKが校則の間を縫って身につけられる、〈ワンポイントの可愛いモノ〉として、「ケーブルアクセサリーのハグコット」や「コンパクトミラー」などのガチャガチャもトレンドになりました。
近年、「オタ活」をする人々が「サンリオキャラクターの描かれたグッズ」を持っているのを多く見かけるようになり、それに付随してサンリオピューロランドに行くオタクJC・JKが増加しました。Instagramでは、サンリオピューロランド内の「メルヘン工房」で「推しの名前のおなまえホルダー」を作成し、園内のフォトスポットで、推しのアクリルスタンド等の「推しグッズ」と一緒に写真を撮っている投稿を多く見かけました。
学校の「上履き」や「運動靴」の白い部分にカラーペンイラストを書き、デコシールなどで可愛くデコレーションをすることが流行りました。友人とおそろいのキャラクターを描いたり、左右で違う「ちぐはぐデザイン」にしたりと、友人グループによっても「個性が出て他と被らない!」という意味でもトレンドに。また、「上履きは手軽な値段で買い替えが可能」である点から、気軽にデコりやすいのだと思います。
今回は、Z世代についてよく理解しているYOUTH Clipが「Z世代で意外とトレンドだったモノコト」をまとめて紹介しました。JC・JKは、彼女たちなりの思考で様々なトレンドを常に生み出しています。「上履きデコ」などは「校則の中で少しでも可愛いものを身につけたい」という想いから来る、JC・JKならではの発想だなと感じます。来年は彼女たちが何を生み出してくれるのか、楽しみです。
記事:山口 万由子(YOUTH Clip編集部)