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【YOUTHClip CINEMA GUIDE vol.24】今週の映画セレクション/『フロントライン』

YC youthclip(YOUTH Clip 編集部)
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【YOUTHClip CINEMA GUIDE vol.24】今週の映画セレクション/『フロントライン』

毎週月曜日にお届けする連載企画【YOUTHClip CINEMA GUIDE】今週の映画セレクション。

本コーナーでは、現役大学生で構成されたYOUTHClip編集部員が、“今観てほしい”おすすめの映画をセレクトし、その魅力をご紹介します。

今回取り上げるのは、未知のウイルスに最前線で挑んだ人々の -事実に基づく- 圧巻の感動ドラマ『フロントライン』です。

目次

 

1.キャストスタッフ&ストーリー

2.最前線を描く、リアルな現実

3.その中で迫られた、数々の選択

4.だからZ世代に届けたい

 

 

1.キャストスタッフ&ストーリー

 

出演:小栗 旬

松坂桃李 池松壮亮

森七菜 桜井ユキ

美村里江 吹越満 光石研 滝藤賢一

窪塚洋介

監督:関根光才

企画・脚本・プロデュース:増本淳

配給:ワーナー・ブラザース映画

 

◇ストーリー

 

2020年2月、豪華客船ダイヤモンド・プリンセスで日本初の新型コロナウイルスの集団感染が発生。当時、日本にはウイルス災害専門の機関は存在せず、船内の救命活動に駆り出されたのは、災害派遣医療チーム[DMAT(ディーマット)]だった。彼らは地震や洪水の災害スペシャリストではあったが、未知のウイルスに対応する経験を持たない彼らに世界中から批判の声が集まり始める…。全世界がコロナを経験し日常を取り戻した今、この船で起きた出来事を果たしてどれだけの人が知っているのかーー。

未知のウイルスに最前線で立ち向かったのは、我々と同じ日常を持ちながらも、眼の前の「命」を救うことを最優先にした人々だった。船外から全体を指揮するDMAT指揮官・結城(小栗旬)と厚労省の立松(松坂桃李)、船内に乗り込んだ医師の仙道(窪塚洋介)と真田(池松壮亮)、そして羽鳥(森七菜)をはじめとした船内クルーと乗客たち。TV局の記者・上野(桜井ユキ)らマスコミの加熱報道が世論を煽る中、明日さえわからない絶望の船内で、彼らは誰1人としてあきらめなかった。全員が下船し、かけがえのない日常を取り戻すために――。

2.最前線を描く、リアルな現実

ダイヤモンド・プリンセス号での集団感染は、当時ニュースでも大きく報じられ、多くの人がその出来事自体は知っていると思います。しかし、その現場で実際に何が起きていたのか、そこで働いていた人たちがどのような状況に置かれていたのかまで、具体的に想像する機会は少なかったのではないでしょうか。 本作は、その“最前線”の現実を、医療従事者や関係機関の視点から描いています。そこには、刻一刻と変化する状況の中で対応を迫られる緊張感や、限られた情報しかない中で判断を下さなければならない現実があります。 ただ混乱が描かれているのではなく、「その場にいた人たちが何を見て、何を背負っていたのか」という視点が丁寧に積み重ねられていることで、ニュースとして知っていた出来事が、ひとつの“現実”として立ち上がってきます。

3.その中で迫られた、数々の選択

この作品の大きな見どころは、状況そのもの以上に、その中で繰り返される“選択”にあります。 誰を優先するのか、どの対応を取るのか、何を守るために何を受け入れるのか。そのどれにも明確な正解はなく、それでも決断を下さなければならない現実が続いていきます。 その一つひとつの判断は、単純に良い・悪いで語れるものではありません。それぞれの立場や責任の中で、最善だと思う選択を積み重ねていくしかない状況だったことが伝わってきます。 そして観ている側にも、「もし自分がその場にいたらどうしただろうか」という問いが残ります。それは過去の出来事としてではなく、今の社会や自分自身の判断にもつながる問いとして響いてきます。

 

4.だからZ世代に届けたい

本作は、過去に起きた出来事をただ振り返るものではなく、その裏側にあった現実や選択を通して、「その時何が起きていたのか」を改めて考えさせてくれる作品だと思います。 コロナ禍を実際に経験した私たちZ世代にとって、それは決して遠い出来事ではありません。学校生活や日常が大きく変わったあの時間の中で、何が起きていたのかを知ることは、当時の自分たちの経験を少し違った視点で見つめ直すきっかけにもなるはずです。 “知っているつもりだった出来事”が、“知らなかった現実”となる。それは、これから先の社会や出来事に向き合うときの視点にもつながっていくのではないでしょうか。

 

Tel:03-6712-5946

 

記事:西村衣湖

 

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