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【YOUTHClip CINEMA GUIDE vol.34】今週の映画セレクション/『ホーム スイート ホーム』

YC youthclip(YOUTH Clip 編集部)
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【YOUTHClip CINEMA GUIDE vol.34】今週の映画セレクション/『ホーム スイート ホーム』

毎週月曜日にお届けする連載企画【YOUTHClip CINEMA GUIDE】今週の映画セレクション。
本コーナーでは、現役大学生で構成されたYOUTHClip編集部員が、いま観てほしいおすすめ映画をセレクトし、紹介します。

今回取り上げるのは、9月4日(金)より絶賛公開中の映画『ホーム スイート ホーム』。YOUTHClip編集部員が選ぶ、“この夏、誰かにおすすめしたい映画”ナンバーワンの注目作です。

「押入れタイムスリップ・ホームコメディ」という新感覚のジャンルで描かれる本作は、若手俳優陣による臨場感あふれる芝居が大きな魅力の一つ。さらに、「もう会えないと思っていた」人との再会をきっかけに、少しずつ変わっていく家族の姿を描いた、笑いと温かさに包まれたハートフルな物語となっています。

観終わったあとには、きっと大切な誰かに「この映画を観てほしい」と伝えたくなるはず。今回は、そんな映画『ホーム スイート ホーム』の魅力を、YOUTHClip編集部の視点からご紹介します。

 

【目次】

1.キャストスタッフ&ストーリー

2.まさに、”笑って泣いた”110分

3.同年代キャストの信頼と絆が作りあげた家族像

4.Z世代に届けたい理由

 

 

 

1.キャストスタッフ&ストーリー

キャスト:八村倫太郎(WATWING) 増子敦貴(GENIC) 大原優乃 山谷花純

樫尾篤紀 藤田ハル ドロンズ石本 / 駒木根葵汰 前田公輝

監督:吉川鮎太 

原作:金沢知樹(舞台「HOME SWEET HOME」) 

脚本:萩森淳 

製作幹事:ホリプロ エイベックス・ピクチャーズ  

配給・宣伝:NAKACHIKA 

©2026映画『ホーム スイート ホーム』製作委員会 

 

◇ストーリー

2026年の冬。祖父の代から続く煎餅屋を継いだものの、無気力に過ごしている植木一郎(八村倫太郎)。そんなある日、押入れから突然現れたのは28年後から来た息子・英郎(増子敦貴)と56年後から来た孫・史郎(駒木根葵汰)だった。

ちょっとしたボタンの掛け違いから未来が変わり、生まれてこなくなってしまう英郎と史郎。未来を元の姿に戻すため、時空を行き来しながら歴史を修正していくうちに、3人は1999年の夏に到着。そこで出会ったのは、一郎が知る父親の姿とはまるで違う、若き日の父・耕太郎(前田公輝)だった。さらに、代々続く家と煎餅屋にも存続の危機が迫っていて――。

 

 

2.まさに、”笑って泣いた”110分

本作を鑑賞しながら1番に思い浮かんだのは、「いまだかつて、こんなにも“笑って泣ける”という言葉を本当に体現した作品があっただろうか」という思いでした。舞台作品を原作とする本作ならではの、セリフのテンポ感や、家の中という限られた空間でありながら十分な臨場感を味わうことのできる巧みな演出によって、気づけば自分自身も植木家の一員になったような気持ちで、作品にのめり込んでいました。植木家のコミカルな会話劇に声を出して笑っていたかと思えば、後半では家族愛によって一郎にもたらされる変化に涙が止まらなくなり、観終えた後には大きな満足感と幸福感に包まれました。

そして何より、この映画を「友達や家族、自分の人生に関わってくれているすべての大切な人に観てほしい」と思わせられたことが印象に残っています。観る人それぞれが自分自身の家族や大切な人に思いを馳せることのできる、そんな作品だと思います。

3.同学年キャストの信頼と絆が作りあげた家族像

2026年の冬、一郎のもとに、28年後から来た息子・英郎と、56年後から来た孫・史郎がタイムスリップしてきたところから本作は始まります。

そんな3世代の大きな共通点が、全員27歳ということです。それぞれ、公開時点で一郎役の八村倫太郎さんは27歳、英郎役の増子敦貴さんと史郎役の駒木根葵汰さんはともに早生まれの26歳。実際の年齢こそ異なりますが、3人は現実世界では同学年にあたります。過去の共演やプライベートでの交流もあり、今作でのタッグは3人にとって待望のものだったそうです。同学年の仲間でありながら、互いに刺激を受け合うライバルでもあるからこそ、それぞれが個性を発揮しながら高め合い、その関係性がスクリーン上にも自然と表れたのではないでしょうか。まるで本当の家族のような距離感や掛け合いからは、役者同士の信頼と絆が感じられます。この3人だからこそ生まれた空気感が、作品の完成度をさらに高め、世代を超えた”家族のつながり”をリアルに感じさせるお芝居につながったのだと思います。

4.Z世代に届けたい理由

現在22歳の私が本作を通して強く感じたのは、「自分の記憶にない時間にも、大きな愛を受けて育ってきたんだ」ということでした。自分が生まれる前にも父と母それぞれの人生があり、その先に自分の誕生があった。きっと自分が生まれたときも、こんなふうに喜んでもらえたのだろうな。そんなことを想像すると、これまで当たり前だと思っていた日々の見え方が少し変わったような気がします。そして、その”受けてきた愛”を知ることは、これからの人生を歩んでいくうえで、大きな自信や揺るがない安心につながるのだと気づかされました。

子どもの視点から見れば、親というのは口うるさくて鬱陶しい存在だと思ってしまうこともあるでしょう。でも、自分自身が成長したり、いつか自分が親の立場になったりしたときに、改めて親のありがたさに気づく瞬間があるのだと思います。

この映画は、その気づきを普通より少し早く与えてくれる作品なのではないでしょうか。

今はまだ変わらず同じ家に住んでいたり、親になる経験もしていなくとも、これまで受け取ってきた愛を「いつかちゃんと返したい」と思わせてくれるような、そんなあたたかい力を持った映画です。

もちろん、家族の形や親子の関係性は人それぞれで、必ずしもすべての家族が愛に満ちた美しいものとは限りません。だからこそ本作は、親から与えられる無償の愛は決して当たり前ではないこと、そして「いつか返そう」と思ったとき、その「いつか」が永遠に続くわけではないことを教えてくれるのだと思います。だからこそ、私はこの映画を親と一緒に観てみたくなりました。

そんな本作『ホーム スイート ホーム』は全国の映画館で絶賛公開中です。一緒に映画館へ向かう道中も、観終わったあとに感想を語り合いながら帰る時間も含めて、大きな体験価値になることは間違いありません。ぜひ、家族でも、友達でも、恋人でも、自分にとって大切な誰かと一緒に映画館へ足を運んでみてください!

映画「ホーム スイート ホーム』八村倫太郎さん、増子敦貴さん、駒木根葵汰さんのインタビュー記事はこちらから

YOUTHClipお問い合わせはこちらから

Tel:03-6712-5946

記事:根市涼花

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