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「こころのふた~雪ふるまちで~」出演の美波さんに単独インタビュー!

2024.07.13

          

 

私の卒業第5期「こころのふた~雪ふるまちで~」で藤巻司役を演じた美波さんに単独インタビューさせて頂きました。

 

映画の魅力、注目ポイントを教えて下さい。

 

この映画は一見するとキラキラした青春を描いた群像劇に見えると思います。でも、蓋を開けてみると地方の人口減少の中で、ひたむきに夢とか恋愛に一生懸命向き合っている高校生がすごく魅力的に映っていると思います。演じる僕たちも一生懸命夢に向かって進んでる最中なので、役とそれぞれがマッチして、とてつもない熱量がきっと観て下さっている方々に届くんじゃないかなと思っています。

 

 

主役作りのために行ったことはありますか?

 

撮影が始まる前にロケハンに参加しました。実際に新潟の金型工場を見学させていただき、そこで働いてる方々のお話を聞いたり、機械を近くで見て、日本にこんな素晴らしい技術があったんだとすごく感動しました。その感動した感情を大切にして、演じる時はこの金型っていうものを少しでも広められるようにと思って演じました。

 

 

他のキャストの皆様と大変仲が良さそうでしたが、どのように距離を縮めましたか?

 

オーディション段階から仲良くなりました。オーディションの時にお芝居を皆で学ぶにワークショップがあって、そこで一緒に作品を作っていく仲間として少し話をしました。そして、ワークショップが終わった後に皆でご飯に行って、ここのお芝居が良かったよとか、ここのお芝居はもっとこうしたら良かったんじゃないかみたいな話をして、仲良くなれた気がします。

 

 

 

撮影中に面白かったエピソードがあれば教えて下さい。

 

私の卒業のYouTubeのVlogで公開されてるんですけど、新潟県燕市の「マグネット」さんというところを訪れて、プレス機を使って自由にスプーンを折り曲げる体験ワークショップに参加しました。皆でスプーンを曲げて、自分の好きな形にして、僕はカレーライスが食べたかったので、カレーライスが食べやすいような形に折り曲げて、共演者の子はスイーツが食べたいと言って小さいスプーンをスイーツ食べられやすい形に変えたりしました。そこでのスプーン体験がすごく面白くて。奥が深いんですよ。もう磨けば磨くほど綺麗になるし、自分の好きな形に曲げられるので、形も本当いろんな形があって。食べ物によってスプーンの角度を変えたらよりおいしく食べられるんです。僕は、今もそこで作ったスプーンを愛用していて(笑)カレーライスを食べてます!世界で1つの自分用スプーンが作れて本当に楽しかったです。

 

 

 

新潟市燕市での撮影で地元文化に触れながらの撮影だったと思いますが、印象に残っているエピソードなどありますか?また、興味深かった地元文化などがあれば教えて下さい。

 

それこそ、さっきもお話させていただいたYouTubeのVlog撮影が印象に残っています。実際、新潟市を訪れて、地方の歴史や文化を学ぶ企画があったんですけど、そこで、燕市産業史料館を訪れました。そこは市の金型の歴史などを学べる資料館なんですけど、そこの主任の方が話して下さったお話がすごく印象に残っています。「新潟にある素敵な伝統文化とか色々な歴史は、昔の方々が繋いできたバトンによって、今の僕たちの生活にも役立っている。だからこそ、それを後世に繋いでいかないといけない。そのためにまずは、僕たちZ世代が、自分たちの生まれ育った町の歴史を知ることがすごく大事。だから、自分の生まれ育った町の歴史を知った上で、そういう文化とかに興味を持ってほしい。」と仰っていて。撮影が終わってから、自分自身が生まれ育った町の歴史とかを調べました。こんな歴史上の人物がいたんだとか、ここってこういう災害があったからこういう土地の形なんだとか、そういう面白い発見があったので、皆さんにも自分の生まれ育った町について知ってほしいです。

 

自分たちも夢に向かって頑張っているというお話をされていましたが、美波様の夢を教えていただけますか?

 

たくさんあります!でも1番は役者として実績を積んでいきたいと思っています。でも、役者に囚われず多くのことに挑戦していきたいです!可能性を広げて、モデルもそうだし、機会があればタレントとかにも挑戦してみたいので、これからの僕も見ていただけると嬉しいです!

 

 

 

 

最後にZ世代と呼ばれる方々に対してZ世代である美波様が映画を通して伝えたいことがあれば教えて下さい。

 

2つあります。1つは挑戦してほしいです。この作品は家庭環境とか周りの環境に悩まされながら、夢に必死に進む高校生が描かれているのでそこを見て、環境とか周りとかそういうのは関係ないんだよということを知ってもらいたいです。2つ目は社会問題について知って欲しい。この作品は人口減少問題などをテーマにしています。僕はこの作品に参加して脚本をいただいて初めて、地方の人口減少問題を目の当たりにした気がします。Newsとかでは聞いたことがありましたが、後継者問題とか交通手段の問題とかをより詳しく知るきっかけになったのはこの作品と出会ってからです。だから、映画などの若い人が親しみやすいと思ってくれるところから、日本が抱えてる問題を知ってほしいなと思います。

 

 

 

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取材・記事・写真:山口万由子

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