今世間から最も注目されている「Z世代」。その「Z世代」を世界に飛び立たせる手伝いをしようと奮闘している
渋谷女子インターナショナルスクール(以下:渋女)の校長赤荻瞳。今回は経歴や事業、成功までの軌跡、今後のビジョン、知見など、リアルな話をお届けします。
渋女には「起業家・クリエイター・グローバルインフルエンサー」などになりたい子・進学をしたい子など、生徒一人ひとりそれぞれの方向性があると思いますが、
校長の想いをお聞かせください。
まずは、起業家になりたい子。
今の時代、スマホ一つで海外挑戦にできたり、起業もできる時代になってきていると思います。
私は運良く渋谷のコミュニティーで出会った色々な人に助けてもらって、編集部や渋女の校長になることができました。
渋女の学生には頭が柔らかいうちに企業について学んで欲しいなと思っています!
また、企業についての知識だけでも入れておけば選択肢が増えるのではないかという想いから設立しました。
次にクリエイターになりたい子。
今の時代、紙雑誌よりもSNS寄り。かつ、「バズる」の定義は「偶然ではバズらない」とされているため、動画の構成や映える個性、編集が面白くないと人気にならないです。そこでクリエイターのスキルは気合を入れて教えていきたいと思いこのコースを設立しました。社会人になった際に、クリエイターとしてのスキルを持っていることで、活躍できる幅が広がると考えています。
そして、グローバルインフルエンサーになりたい子。
渋谷女子インターナショナルスクールでは英会話を軸に教えます。「渋谷から世界へ」という我が校のスローガンと私自身が英語学んでおけば良かったという思いがあって、渋女に入ってくる子たちの夢の選択肢を広げるためにも、高校生から学んでもらってかっこよく話せるようになって欲しいです!実際の講義では、オンライン英会話サービスのQQEnglishのネイティブ講師が講師として参加したり、対面で英会話TikTokerのMeg and Hinaさんにも授業を担当していただく予定です。
最後に、進学をしたい子。
学校に行きづらい子や、校則は自由だけど勉強はしたい!という生徒に向けて、実力ある先生に教えてもらえます!夢を追いつつガッツリ勉強をしたい子や可愛い制服を着て勉強したい子にもおすすめです!地元から飛び出したい子も是非!(笑)
今のZ世代のニーズに合っていますね。
お話を聞いていると、国内よりも断然国外に注力する理由があると思いますが、そこに注力する理由などはありますか?
個人的な将来の夢が「渋谷に恩返しをする!」です。この想いから、eggの復活などを通して編集長としてギャルカルチャーを盛り上げることができ、ここ5年で日本にギャル文化を広めることができました。そこで、次は「世界じゃね??」と思い、何事も遅れている日本からスマホ一つで世界に挑戦できる人材を育成することに注力しました。
グローバルインフルエンサーに限らず、今の10代の子たちから、渋女出身の子たちから、「日本まだまだイケイケだよ!」と発信してもらいたいです!
次に授業に関する質問をしていこうと思います。
英会話の授業数的に、生徒の語学力を上げたいというのが伝わってきます。他の高校とは違う渋女ならではの英語教育へのこだわりなどがあればお聞かせください。
英会話に力を入れている学校は多いと思うのですが、英会話×クリエイターなど、社会と絡めて英会話を学べる学校は渋女が一番だと思っています!とにかく、実践的な英会話力を身につけて欲しいという想いが強いです。
英語以外の授業について、面白い授業がたくさんありますが、TikTokやInstagramの授業を組み込ませた理由などがあればお聞かせください。
今の時代、TikTokやInstagram、YouTubeなどで稼げる時代?(笑)で、楽しみながら稼げることを知って欲しいです。
例えばパン屋さんを開きたい!となってもSNSをマスターしていたら絶対バズると思うんです。有名になれるし、SNSの使い方をちゃんとマスターしていたらバズって売り上げ、人気につながると思います。そんな感じで10代のうちに学んでおいた方がいいスキルだと思い、カリキュラムに組み込みました。授業ではどうしたらバズるのか、や最新の流行についてなども、学ぶことができます!
メイクの授業では実際に美容部員やメイクアップアーティストさんだけでなくegg専属モデル鈴木綺麗さんのような現役インフルエンサーさんを起用していると思いますが、その理由などがあればお聞かせください。
メイク講師綺麗先生や西野カナさんのヘアメイク、スタイリスト担当をしていたKOBAさんなど、リアルに活躍しているタレントさんは流行りに敏感だと思います。モデルさん本人から話してもらうことで、説得力があり、モデル、インフルエンサーの綺麗としてメイク以外にも生徒たちにいい影響を与えて欲しいと思います。
授業内でダンスの授業がありますが部活動としてではなく授業としてダンスを組み入れた理由はありますか?
生徒からの要望が多かったです!要望があるなら入れちゃえ!と思ったのとTikTokでもコンテンツとしてバズっているので入れました!ダンスは世界的に共通する娯楽文化であり、話さなくても表現できることからも取り入れました!
次は行事に関しての質問です!
4月の自分達で創り上げる入学式とありますが、具体的に教えていただきたいです!
普通の高校では、言われたことをやることが多いと思うのですが、自ら考えて、1つ1つのイベントの行う意味を生徒自身に考えてもらう為にもみんなで作ろうとなりました。
ディズニー社会科学習は生徒がとても魅力に感じる行事だと思うのですが、取り入れた理由などありますか?
ディズニーのホスピタリティーや接遇は本当に素晴らしいし社会で役に立つと思うので絶対に学んで欲しいと思っていました。また、5月と言う早い段階でディズニーに行くことで生徒同士の仲をより深めて欲しいという狙いがあります。
8月のTGC teenインターンなどの「インターン制度」を高校行事として取り入れた理由などがあればお聞かせください。
ここが私の最大の推しポイントなんです!学生の頃、ギャルサークルのイベントを通して社会的な経験値がとにかく増えていったので、高校生のうちから何かを創る、体験することで可能性を広げさせてあげたいです!
3月の行事を「卒業式」ではなく「進級(卒業)Festival」と名付けた理由などはありますか?
入学式と同様、自分達で作って自分達で楽しみたいというノリから進級できたこと、卒業出来た事をみんなでお祝いしよう!!と思い名付けました!
前回のインタビューは2022年9月でしたが、渋女スタートがもう目の前です、、!!
心境や想いをお聞かせください!
それそれのカリキュラムを時代の変化に対応する授業を作っていきたいと思っていて、その考え方が日本中に広がってほしい思いもあります。校長として社会や世界で活躍できる人材を育てたいです!
10代の女の子たち読者、渋女に興味のある子達へ一言お願いします!
最後まで見てくれてありがとうございます!オンラインでも校舎でも月2回説明会やっています!今中学生の方でもそうでない方も皆さん是非来てください!
また、この記事を見て「学校資料見てみたい」「説明会行ってみたい」などあったらこちらからお願いします!
インタビュー:坂本菖
記事:山口万由子