2023.01.26
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2023年1月23日(日本時間)、SNS上でとあるニュースが話題になった。世界的スケートブランド「Supreme(シュプリーム)」が「バンダイ」の人気キーチェーンタイプ育成ゲーム「たまごっち」とチームアップを企てていると噂が浮上したのだ。
今回のリーク情報は、「DropsByJay」「Supreme Leaks News」などのストリートウェアインサイダーらがそれぞれのSNS上にて、「Supreme 2023年春夏シーズン」コラボとして「たまごっち」がリリースされると予想。本ブランドはこれまでにも、メイクアップブランド「PAT McGRATH LABS(パット・マクグラス ラブス)」とのネイルポリッシュ、海外の人気キャンディー菓子「スキットルズ」、アパレルブランド「THE NORTH FACE」「LOUIS VUITTON 」といったブランドらと、意外性とユニーク性のあるコラボアイテムを多数展開してきた。
もし本当に発売されるとなれば即完売も想定される本アイテムだが、現時点でオフィシャルからのアナウンスは出されていない。
「Supreme(シュプリーム)」は今までユニークなコラボを発表してきたが、「たまごっち」とのコラボレーションの噂がここまで大きく話題を呼んだのは、大多数にとって「たまごっち」はノスタルジアを感じるものだからだろう。
「たまごっち」は「バンダイ」から90年代半ばに登場した人気キーチェーンタイプ育成ゲームであり、世界で約8億2千万モデルを売り上げたホビーアイテムだ。私(執筆者:97生まれ)と近い世代の方は、「たまごっち」と聞けば、自分好みのデザインをした「たまごっち」を首からぶら下げ、みんなで公園に集まり夢中になって育成に励んでいた。言ってしまえば、青春の一部を「たまごっち」と過ごしてきたとも言える存在なのだ。
そんな「たまごっち」は今こうして令和の時代に帰ってきた。
「それは当時私たちが遊んでいたホビーとして?」
⏫ハリウッドを拠点にノスタルジックな思い出を彷彿とさせるアイテムが集うアクセサリーブランド「Laser Kitten(レイザーキトゥン)」。世界的トップモデル、ベラ・ハディッドやアメリカのラッパー、コイ・リレイなどが着用。世界トップクラスのファッション誌「VOUGE」などにも紹介されるなど、今最も注目されているアクセサリーブランドの1つ。
いや、それとは少し違う。「たまごっち」は「Y2K」リバイバルブームの波に乗り、新たに「ファッションたまごっち」として私たちの元へ帰ってきたのだ。
昨今の「Y2Kリバイバルブーム」の波に乗りファッションの一部として「たまごっち」は再熱した。「たまごっち」はY2Kを感じる、ノスタルジーを感じるガジェットであり、デザインが豊富なことから自身の個性に合わせてチョイス可能で取り入れやすいアクセサリーである点が、今回の再ブームにより火をつけた。
元祖「たまごっち」を知らない若者には新鮮なもので、日本でバンダイが2021年11月に出したガチャガチャ「たまごっち ミニチュアチャームコレクション」は世代を問わず即完売。
@yyy___nnn たまごっち回してきた🥚💖👼#たまごっち#ガチャガチャ#fyp#03 ♬ GO-GO tamagocchi – hitomi
その後「たまごっち ミニチュアチャームコレクション」再販も完売、「たまごっち ミニチュアチャームコレクション2」が登場、再度再販が繰り返されているほどの人気を獲得している。
世界に目を向けてみれば、世界的トップモデル・ベラ・ハディットや、アメリカのラッパー歌手・コイ・リレイ、エイサップロッキーなどがアップサイクルされた「たまごっち」を自身の衣装やスタイリングに取り入れ注目を集めた。
⏫2022年3月18日、アルゼンチンで行われた音楽フェスティバル「the festival Lollapalooza 」にて世界的有名なラッパー、ASAP Rockyが「たまごっち」をつけたカラフルなネックレスで登場した。
他には2023年11月23日、「バンダイ グローバルトイ企画部」は、「Original Tamagotchi」を通販サイト「Amazon」と「WEGO 1.3.5… 原宿竹下通り店」にて全16種類の欧米版「たまごっち」(各3,080円税込)を発売。
バンダイは、ファッションとして「たまごっち」が身に着けることが10代を中心に流行っている事実から、ターゲットを10~20代の“Z世代”へ向けこの企画を実行したとのことで、「たまごっち」ブーム発祥となった原宿でイベントを開催したことについても、「ただの玩具ではなくファッションアイテムとして捉えていただきたい。Z世代の方々と一緒にたまごっちを育てていきたい」と意気込み、実際にZ世代を中心に反響を呼んだ。
WEGOで開催されたこのイベントで「たまごっち」は完売し、新年に入りデザイン展開を一部変え再販。発売されてからすぐ足を運んだ時には既に、完売商品がチラホラと見られていた。
「Y2K」ムーブメントの波に乗り、ファッションアクセサリーとして私たちの元へと帰ってきた「たまごっち」。トレンドの速さが加速する中、次は一体どんなブームが到来するのか?もしかしたら小さい頃に過ごした実家の屋根裏部屋に、次なるホットなアクセサリーが眠っているのかもしれない。
記事:竹井 裕香