2023.01.18
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今正に世の中を席巻している「Y2K」ブームは、「※リバイバルファッション20年説」により引き起こされたが、それに乗って2000年代のガジェットブームが到来したのは自然なことだった。
※リバイバルファッション20年説:20年という月日が経過すると、当時の世代を生きた若者達からそのブームは忘れ去られるが、世代交代をした新たな若者達には20年前の流行が「新鮮で新しく、刺さるもの」となること。
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デジタルカメラをすぐに手に入れられなくとも、手軽にデジタルカメラやフィルムカメラの写真を再現してくれる「Hisptamatic」や「Dazz Cam」などのアプリで当時のレトロ感表現が可能。これらのアプリの需要は2023年現在も伸び続け、何千ものダウンロードが行われている。
TikTok上ではハッシュタグ〈#digitalcamera〉は、約2億回視聴数(2023年1月18日現在)を超え、デジタルカメラで撮影する様子や、自身が使っているデジタルカメラの紹介、おすすめデジタルカメラの紹介ビデオなどが多く溢れている。
@celineaschehoug obsessed🫶🏽 #foryou #digitalcamera #rome ♬ original sound – Phoebe
正に今トレンド逆行の中で今を生きる若者は、当時のガジェットを通して2000年代の当時の流行りを現代で体験し、感じ夢中になっているのだ。
今回は、「若者が2000年代のデジタルカメラに夢中な理由」について紹介した。
「デジタルカメラ」は決して全てを完璧にハッキリと見せない美学を持っており、結果、リバイバルブームと共に皆夢中になっているが、深掘りして行くと、根本は皆「SNS」の魅せ方を中心に考え動いており、SNS上での魅せ方のトレンドの一つが、たまたまデジタルカメラだったのだと考えると、私たちはこうしてまた無意識の内に「SNS」に支配されているのかと、「SNS」の影響の大きさを改めてヒシヒシと感じる。
今日を生きる若者達は、今も街のどこかで「デジタルカメラ」を片手に、正この瞬間を小さなカメラの中に収め続けている。この投稿をInstagramで見る
カセットテープは、当時若者間の間で〈お洒落なユースカルチャーの先端をゆく花形アイテム〉として、1970年代後半から1980年代にかけて(2000年代もギリ続く)大ブームを起こしたアイテムだ。
CDが売れなくなっているこの時代、タワーレコードに足を運んでみると、CD以外にレコードやカセットテープなどが同時に多く陳列されている。レトロブームが巻き起こっている今、音楽好きの若者らは大人達の中に混ざり、時間を忘れるかの様にアーカイブミュージックを漁る。
記事:竹井 裕香